試合情報

項目	記録
スコア	巨人 1-4 中日
試合時間	3時間16分
観客数	36,299人
会場	バンテリンドーム
勝ち投手	清水達也（中日）
負け投手	大勢（巨人）
セーブ	松山晋也（中日）

先発投手

• 巨人：戸郷翔征
• 中日：松葉貴大

バッテリー

• 巨人：戸郷翔征、中川皓太、田中瑛斗、大勢、平内龍太 - 岸田行倫
• 中日：松葉貴大、清水達也、松山晋也 - 石伊雄太、加藤匠馬

スターティングラインアップ

打順	巨人（先攻）	守備	打順	中日（後攻）	守備
1	増田陸	一	1	上林誠知	右
2	吉川尚輝	二	2	山本泰寛	二
3	泉口友汰	遊	3	岡林勇希	中
4	キャベッジ	右	4	カリステ	左
5	ヘルナンデス	中	5	ボスラー	一
6	岸田行倫	捕	6	石川昂弥	三
7	若林晃弘	左	7	村松開人	遊
8	リチャード	三	8	石伊雄太	捕
9	戸郷翔征	投	9	松葉貴大	投

試合経過詳細

本塁打

• 巨人：なし
• 中日：岡林勇希（1号・1回・ソロ）

戦評

巨人は初回、泉口友汰（巨人）の適時二塁打で幸先よく先制したが、その裏に岡林勇希（中日）のソロで追いつかれると以降は沈黙。八回には大勢（巨人）が暴投とカリステ（中日）の中前打で3点を失い、勝負は決した。松葉貴大（中日）から継投した清水達也（中日）が4勝目、松山晋也（中日）がリーグ最速タイの20セーブ目。巨人は戸郷翔征（巨人）の粘投を生かせず、交流戦前のカードを負け越しで終えた。カード通算は巨人7勝4敗。

感想

戸郷翔征（巨人）のボールは終始ばらつきが目立ち、初球からストライクが入らないたびにスタンドでため息が漏れる。“エースの佇まい” など見る影もなく、むしろ試合の流れを重くしてしまった印象だ。チャンスでもまったく打球が前に飛ばない打線は、阿部慎之助（巨人）監督の打順シャッフルが逆効果にしか映らず、リチャード（巨人）の空振り三振には場内も筆者も苛立ち最高潮。極めつけは大勢（巨人）の八回――暴投で逆転を許したあと、動揺したまま甘い球をど真ん中へ置いて追加点を献上し、ゲームセットだ。名前だけでベンチに座る選手が多すぎるのではないか。今こそ成績本位でメンバーを入れ替える覚悟を示さなければ、この泥沼は抜け出せない。怒り混じりにそう痛感させられた一戦だった。