読売ジャイアンツ 対 阪神タイガース
巨人0-3阪神
試合情報
| 項目 | 記録 |
|---|---|
| スコア | 巨人 0-3 阪神 |
| 試合時間 | 2時間44分 |
| 観客数 | 42,403人 |
| 勝ち投手 | 村上頌樹（阪神） |
| 負け投手 | 井上温大（巨人） |
| セーブ | ― |
| シリーズ対戦成績 | 巨人 6勝14敗 |
先発投手
- 巨人：井上温大
- 阪神タイガース：村上頌樹
バッテリー
- 巨人：井上温大、菊地大稀、ケラー、船迫大雅、宮原駿介 - 甲斐拓也、岸田行倫
- 阪神タイガース：村上頌樹 - 坂本誠志郎
スターティングラインアップ
| 打順 | 阪神タイガース（先攻） | 守備 | 打順 | 巨人（後攻） | 守備 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 近本光司 | 中 | 1 | 丸佳浩 | 右 |
| 2 | 中野拓夢 | 二 | 2 | ヘルナンデス | 中 |
| 3 | 森下翔太 | 右 | 3 | 泉口友汰 | 遊 |
| 4 | 佐藤輝明 | 三 | 4 | 岡本和真 | 三 |
| 5 | 大山悠輔 | 一 | 5 | キャベッジ | 左 |
| 6 | 小幡竜平 | 遊 | 6 | 中山礼都 | 二 |
| 7 | 中川勇斗 | 左 | 7 | リチャード | 一 |
| 8 | 坂本誠志郎 | 捕 | 8 | 甲斐拓也 | 捕 |
| 9 | 村上頌樹 | 投 | 9 | 井上温大 | 投 |
試合経過詳細
1回表 阪神タイガース
- 1 近本光司 - 四球
- 2 中野拓夢 - 犠打（一死二塁）
- 3 森下翔太 - 左越え2ラン本塁打（阪神2-0巨人）
- 4 佐藤輝明 - 遊飛
- 5 大山悠輔 - 右飛
1回裏 読売ジャイアンツ
- 1 丸佳浩 - 左飛
- 2 ヘルナンデス - 右飛
- 3 泉口友汰 - 中安
- 4 岡本和真 - 中飛
2回表 阪神タイガース
- 1 小幡竜平 - 左安
- 2 中川勇斗 - 左安（一二塁）
- 3 坂本誠志郎 - 三ゴロ（一死一三塁）
- 4 村上頌樹 - 見三振
- 5 近本光司 - 二ゴロ
2回裏 読売ジャイアンツ
- 1 キャベッジ - 空三振
- 2 中山礼都 - 遊ゴロ
- 3 リチャード - 空三振
3回表 阪神タイガース
- 1 中野拓夢 - 中越え二塁打
- 2 森下翔太 - 四球（一二塁）
- 3 佐藤輝明 - 中飛（一死一三塁）
- 4 大山悠輔 - 右越え適時二塁打（阪神3-0巨人、二三塁）
- 5 小幡竜平 - 二ゴロ（本塁走塁死、打者走者も走塁死）
3回裏 読売ジャイアンツ
- 1 甲斐拓也 - 空三振
- 2 増田陸（代打） - 空三振
- 3 丸佳浩 - 左翼ファウルフライ
4回表 阪神タイガース
- 【投手交代】井上温大（巨人） → 菊地大稀（巨人）
- 1 中川勇斗 - 左二塁打
- 2 坂本誠志郎 - 四球（一二塁）
- 3 村上頌樹 - 三振（スリーバント失敗）
- 4 近本光司 - 見三振
- 5 中野拓夢 - 遊ゴロ
4回裏 読売ジャイアンツ
- 1 ヘルナンデス - 二飛
- 2 泉口友汰 - 左飛
- 3 岡本和真 - 四球
- 4 キャベッジ - 見三振
5回表 阪神タイガース
- 1 森下翔太 - 三ゴロ
- 2 佐藤輝明 - 見三振
- 3 大山悠輔 - 四球
- 4 小幡竜平 - 打席中に一塁走者・大山が盗塁死（3アウト）
5回裏 読売ジャイアンツ
- 1 中山礼都 - ファウルフライ
- 2 リチャード - 三塁ファウルフライ
- 3 甲斐拓也 - 空三振
6回表 阪神タイガース
- 【投手交代】菊地大稀（巨人） → ケラー（巨人）
- 1 小幡竜平 - 空三振
- 2 中川勇斗 - 空三振
- 3 坂本誠志郎 - 右飛
6回裏 読売ジャイアンツ
- 1 岸田行倫 - 三塁内野安打
- 2 丸佳浩 - 併殺打
- 3 ヘルナンデス - 右飛
7回表 阪神タイガース
- 1 村上頌樹 - 空三振
- 2 近本光司 - 左飛
- 3 中野拓夢 - 左翼ファウルフライ
7回裏 読売ジャイアンツ
- 1 泉口友汰 - 遊ゴロ
- 2 岡本和真 - 三ゴロ
- 3 キャベッジ - 空三振
8回表 阪神タイガース
- 【投手交代】ケラー（巨人） → 船迫大雅（巨人）
- 1 森下翔太 - 三ゴロ
- 2 佐藤輝明 - 右飛
- 3 大山悠輔 - 二飛
8回裏 読売ジャイアンツ
- 1 中山礼都 - 左飛
- 2 リチャード - 空三振（9球）
- 3 佐々木俊輔（代打） - 空三振
9回表 阪神タイガース
- 【投手交代】船迫大雅（巨人） → 宮原駿介（巨人）
- 1 小幡竜平 - 空三振
- 2 中川勇斗 - 左前打
- 【代走】中川勇斗（阪神） → 熊谷敬宥（阪神）
- 3 坂本誠志郎 - 遊二一の併殺
9回裏 読売ジャイアンツ
- 1 岸田行倫 - 右飛
- 2 丸佳浩 - 左飛
- 3 ヘルナンデス - 遊ゴロ
本塁打
- 巨人：なし
- 阪神：森下翔太（17号・1回表・2ラン）
戦評
初回に森下翔太（阪神）の2ランで追う展開となり、3回には大山悠輔（阪神）の適時二塁打でさらに突き放された。巨人は井上温大（巨人）が要所で甘く入り3失点。以降は救援陣が無失点でつないだものの、打線は村上頌樹（阪神）の巧みな投球の前にわずか2安打零封。前日の勢いを持ち込めず、0-3で完敗。カード通算成績は巨人の6勝14敗。
感想
完全試合に限りなく近い内容での零封負け――またしても村上頌樹（阪神）に同じやられ方を繰り返したことが、チームとしての方針不在をまざまざと示した一戦だった。井上温大（巨人）には疲労の色が見え、勝負球が甘く入った被弾と二塁打は反省の繰り返し。前夜の大逆転でようやくつかんだはずの流れを、打線が自ら手放してしまった。正直、こういう負け方が常態化して「またか」と悔しさすら薄れてくる自分が悔しい。だからこそ首脳陣は対村上のアプローチをゼロベースで見直し、岡本和真（巨人）を軸にカウントの作り方と狙い球の共有を具体化してほしい。怒りの底にあるのは、まだ間に合うはずだという期待だ。