試合情報

項目	記録
スコア	巨人 5-4 中日
試合時間	4時間9分
観客数	36,311人
勝ち投手	田中瑛
負け投手	松山晋也
セーブ	マルティネス
シリーズ対戦成績	11勝10敗

先発投手

• 巨人：井上温大
• 中日：髙橋宏斗

バッテリー

• 巨人：井上、船迫、高梨、ケラー、中川、田中瑛、マルティネス - 岸田
• 中日：髙橋宏、梅野、齋藤、藤嶋、メヒア、松山 - 加藤匠

スターティングラインアップ

打順	中日（後攻）	守備	打順	巨人（先攻）	守備
1	岡林勇希	中	1	丸佳浩	左
2	田中幹也	二	2	キャベッジ	中
3	上林誠知	右	3	泉口友汰	遊
4	細川成也	左	4	岡本和真	三
5	ボスラー	一	5	岸田行倫	捕
6	山本泰寛	遊	6	中山礼都	右
7	チェイビス	三	7	砂川リチャード	一
8	加藤匠馬	捕	8	吉川尚輝	二
9	髙橋宏斗	投	9	井上温大	投

試合経過詳細

本塁打

• 巨人：キャベッジ（15号・3回・ソロ）
• 中日：細川成也（16号・1回・2ラン）、ボスラー（13号・1回・ソロ）

戦評

序盤は井上温大（巨人）が1回に細川成也（中日）の2ラン、ボスラー（中日）の連発で3失点、2回にも失点し4点差の苦しい展開。3回のキャベッジ（巨人）の一発、4回の丸佳浩（巨人）と泉口友汰（巨人）の連続適時二塁打で1点差まで詰め寄る。救援陣は船迫大雅（巨人）、高梨雄平（巨人）、ケラー（巨人）、中川皓太（巨人）、田中瑛（巨人）が無失点でつなぎ、最終回に泉口の死球から岡本和真（巨人）の安打、岸田行倫（巨人）・中山礼都（巨人）の連打、代打・坂本勇人（巨人）の同点打、吉川尚輝（巨人）の内野安打でついに逆転。最後はマルティネス（巨人）が締め、カード成績は11勝10敗とした。

感想

立ち上がりの井上温大（巨人）はストライクを置きにいって真ん中に集まり、あの被弾は必然だったと言わざるを得ない。中盤以降も「チャンスで打てない病」は顔を出し、岡本和真（巨人）は勝負どころで球に押し込まれる場面が目立つし、リチャード（巨人）はスイングが空を切るばかりで実戦の精度に欠ける。投手陣も両軍ともにストライクを取るのに精一杯でテンポが悪く、間延びした退屈な時間が続いた。中川皓太（巨人）はゼロで抑えたとはいえ内容は苦しく、流れを相手に渡しかけたのも事実で、ここを“信頼の継投”と評価するのは難しい。極め付きは9回一死一塁、打者岡本での盗塁策——首をかしげたが、そこからの5連打でひっくり返す結末は野球の不可思議さそのもの。采配に疑問は残るが、選手の意地が土壇場でようやく噛み合った一戦だった。