巨人 対 中日
巨人5-2中日
試合情報
| 項目 | 記録 |
|---|---|
| スコア | 巨人 5-2 中日 |
| 試合時間 | 2時間57分 |
| 観客数 | 42115人 |
| 会場 | 東京ドーム |
| 勝ち投手 | 戸郷翔征（巨人） |
| 負け投手 | 草加勝（中日） |
| セーブ | ― |
| シリーズ対戦成績 | 14勝11敗 |
先発投手
- 巨人：山崎伊織
- 中日：草加勝
バッテリー
- 巨人：山崎伊織、戸郷翔征、バルドナード、西舘勇陽、平内龍太、宮原駿介 - 山瀬慎之助
- 中日：草加勝、伊藤茉央、ウォルターズ、近藤廉 - 味谷大誠
スターティングラインアップ
| 打順 | 中日（先攻） | 守備 | 打順 | 巨人（後攻） | 守備 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 岡林勇希 | 中 | 1 | 丸佳浩 | 左 |
| 2 | 細川成也 | 左 | 2 | キャベッジ | 中 |
| 3 | 田中幹也 | 二 | 3 | 泉口友汰 | 遊 |
| 4 | ボスラー | 一 | 4 | 岡本和真 | 三 |
| 5 | 鵜飼航丞 | 右 | 5 | リチャード | 一 |
| 6 | 森駿太 | 三 | 6 | 中山礼都 | 右 |
| 7 | 辻本倫太郎 | 遊 | 7 | 浦田俊輔 | 二 |
| 8 | 味谷大誠 | 捕 | 8 | 山瀬慎之助 | 捕 |
| 9 | 草加勝 | 投 | 9 | 山崎伊織 | 投 |
試合経過詳細
1回表 中日
- 1 岡林勇希 - 右前打
- 2 細川成也 - 二ゴロ
- 3 田中幹也 - 四球
- 4 ボスラー - 一ゴロ（併殺崩れで二死一塁）
- 5 鵜飼航丞 - 右飛
1回裏 巨人
- 1 丸佳浩 - 右越え二塁打
- 2 キャベッジ - 右飛
- 3 泉口友汰 - 四球
- 4 岡本和真 - 投ゴロ（2死一三塁）
- 5 リチャード - 死球（満塁）
- 6 中山礼都 - 右前適時打 巨人2-0中日（2死一三塁）
- 7 浦田俊輔 - 左越え適時二塁打 巨人3-0中日（2死二三塁）
- 8 山瀬慎之助 - 左前2点適時打 巨人5-0中日（2死一塁）
- 9 山崎伊織 - 中前打（2死一二塁）
- 1 丸佳浩 - 一ゴロ
2回表 中日
- 6 森駿太 - 左飛
- 7 辻本倫太郎 - 投ゴロ
- 8 味谷大誠 - 右前打
- 9 草加勝 - 空三振
2回裏 巨人
- 2 キャベッジ - 空三振
- 3 泉口友汰 - 右越え二塁打
- 4 岡本和真 - 遊失（1死一三塁）
- 5 リチャード - 空三振
- 6 中山礼都 - 二ゴロ
3回表 中日
- 【投手交代】山崎伊織 → 戸郷翔征
- 1 岡林勇希 - 中前打
- 2 細川成也 - 二併打
- 3 田中幹也 - 右飛
3回裏 巨人
- 7 浦田俊輔 - 中飛
- 8 山瀬慎之助 - 空三振
- 9 戸郷翔征 - 見三振
4回表 中日
- 4 ボスラー - 中越え二塁打
- 5 鵜飼航丞 - 空三振
- 6 森駿太 - 遊飛
- 7 辻本倫太郎 - 空三振
4回裏 巨人
- 1 丸佳浩 - 中越え二塁打
- 2 キャベッジ - 空三振
- 【代走】丸佳浩 → 佐々木俊輔
- 3 泉口友汰 - 右前打（1死一三塁）
- 【投手交代】草加勝 → 伊藤茉央
- 4 岡本和真 - 四球（満塁）
- 5 リチャード - 中飛
- 6 中山礼都 - 右飛
5回表 中日
- 8 味谷大誠 - 二ゴロ
- 【代打】伊藤茉央 → 濱将乃介
- 代打 濱将乃介 - 中飛
- 1 岡林勇希 - 中前打
- 2 細川成也 - 四球（2死一二塁）
- 3 田中幹也 - 二飛
5回裏 巨人
- 【投手交代】伊藤茉央 → ウォルターズ
- 7 浦田俊輔 - 二ゴロ
- 8 山瀬慎之助 - 三ゴロ
- 【代打】戸郷翔征 → 若林楽人
- 9 若林楽人 - 三失（2死一塁）
- 1 佐々木俊輔 - 空三振（盗塁で二塁も三振で攻撃終了）
6回表 中日
- 【投手交代】戸郷翔征 → バルドナード
- 4 ボスラー - 右越えエンタイトル二塁打
- 5 鵜飼航丞 - 中飛（三進）
- 6 森駿太 - 空三振
- 7 辻本倫太郎 - 右飛
6回裏 巨人
- 2 キャベッジ - 中前打
- 3 泉口友汰 - 四球
- 【代走】泉口友汰 → 石塚裕惺
- 4 岡本和真 - 空三振
- 5 リチャード - 空三振
- 6 中山礼都 - 空三振
7回表 中日
- 【投手交代】バルドナード → 西舘勇陽
- 8 味谷大誠 - 空三振
- 9 （途中出場）福永裕基 - 空三振
- 1 岡林勇希 - 空三振
7回裏 巨人
- 7 浦田俊輔 - 遊内安打
- 8 山瀬慎之助 - 三ゴロ（走者盗塁死で一死）
- 【代打】西舘勇陽 → 大城卓三
- 9 大城卓三 - 四球
- 1 佐々木俊輔 - 空三振
8回表 中日
- 【投手交代】西舘勇陽 → 平内龍太
- 2 細川成也 - 見三振
- 【代打】ウォルターズ → 板山祐太郎
- 代打 板山祐太郎 - 空三振
- 4 ボスラー - 右前打
- 5 鵜飼航丞 - 右飛
8回裏 巨人
- 【投手交代】ウォルターズ → 近藤廉
- 2 キャベッジ - 四球
- 3 石塚裕惺 - 空三振
- 4 岡本和真 - 空三振
- 【代打】リチャード → 坂本勇人
- 5 坂本勇人 - 四球（2死一二塁）
- 6 中山礼都 - 左飛
9回表 中日
- 【投手交代】平内龍太 → 宮原駿介
- 【守備交代】増田陸（一）、坂本勇人（三）
- 6 森駿太 - 中前打
- 7 辻本倫太郎 - 空三振
- 8 味谷大誠 - 二ゴロ（2死一塁）
- 9 福永裕基 - 左中間2ラン本塁打 巨人5-2中日
- 1 岡林勇希 - 左飛（試合終了）
9回裏 巨人
- （試合終了）
本塁打
- 中日：福永裕基（1号・9回・2ラン）
- 巨人：なし
戦評
巨人はレギュラーシーズン最終戦、初回に中山礼都（巨人）と浦田俊輔（巨人）の連続適時打、山瀬慎之助（巨人）の2点適時打で一挙5点を先制。先発の山崎伊織（巨人）が2回無失点で降板後、戸郷翔征（巨人）が3回〜5回を無失点で繋ぎ、継投陣も8回まで零封。9回に宮原駿介（巨人）が福永裕基（中日）に2ランを許したが、反撃を最小限に抑えて5-2で逃げ切った。これで対中日カードは14勝11敗で勝ち越し、貯金1でCSへ向かう形となった。
感想
レギュラーシーズンの締めをきっちり白星で飾れたのは大きい。初回の畳みかけはまさに会心で、丸佳浩（巨人）の先制口火から中山礼都（巨人）、浦田俊輔（巨人）、山瀬慎之助（巨人）まで打線が連鎖した光景には胸が熱くなった。終盤、宮原駿介（巨人）が2失点して3点差となった場面では、一人申告敬遠で走者を置き、マルティネス（巨人）に託すという”記録を彩る采配”も一考だったかもしれないが、そこは議論を呼ぶ面白さも含めて野球の妙。泉口友汰（巨人）は四球でしっかり出塁を重ね、最高出塁率のタイトルをチームぐるみで掴みにいく姿勢がベンチの空気からも伝わってきた。最終的に貯金1でクライマックスシリーズへ。内容も手応えも、この一勝が確かに背中を押してくれる。