読売ジャイアンツ 対 横浜DeNAベイスターズ
試合情報
| 項目 | 記録 |
|---|---|
| スコア | 巨人 3-2 DeNA |
| 試合時間 | 2時間26分 |
| 観客数 | 42,034人 |
| 勝ち投手 | 井上温大(巨人) |
| 負け投手 | 伊勢大夢(DeNA) |
| セーブ | マルティネス(巨人) |
| シリーズ対戦成績 | 巨人 2勝1敗 |
先発投手
- 巨人:井上温大
- DeNA:石田裕太郎
バッテリー
- 巨人:井上温大、大勢、マルティネス - 岸田行倫、大城卓三
- DeNA:石田裕太郎、伊勢大夢、坂本裕哉 - 山本祐大
スターティングラインアップ
| 打順 | DeNA(先攻) | 守備 | 打順 | 巨人(後攻) | 守備 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 牧秀悟 | 二 | 1 | 浦田俊輔 | 二 |
| 2 | 度会隆輝 | 右 | 2 | キャベッジ | 左 |
| 3 | 佐野恵太 | 左 | 3 | 泉口友汰 | 遊 |
| 4 | 宮﨑敏郎 | 三 | 4 | ダルベック | 三 |
| 5 | ビシエド | 一 | 5 | 佐々木俊輔 | 中 |
| 6 | 山本祐大 | 捕 | 6 | 増田陸 | 一 |
| 7 | 梶原昂希 | 中 | 7 | 丸佳浩 | 右 |
| 8 | 林琢真 | 遊 | 8 | 岸田行倫 | 捕 |
| 9 | 石田裕太郎 | 投 | 9 | 井上温大 | 投 |
試合経過詳細
1回表 DeNA
- 1 牧秀悟 - 見逃し三振
- 2 度会隆輝 - レフトフライ
- 3 佐野恵太 - ショートゴロ
1回裏 巨人
- 1 浦田俊輔 - セカンドゴロ
- 2 キャベッジ - セカンドゴロ(失策)
- 3 泉口友汰 - レフトフライ
- 4 ダルベック - 空振り三振
2回表 DeNA
- 1 宮﨑敏郎 - センター前ヒット
- 2 ビシエド - センターフライ
- 3 山本祐大 - ショートゴロ併殺打
2回裏 巨人
- 1 佐々木俊輔 - レフトフライ
- 2 増田陸 - レフトフライ
- 3 丸佳浩 - センターフライ
3回表 DeNA
- 1 梶原昂希 - 空振り三振
- 2 林琢真 - レフトフライ
- 3 石田裕太郎 - ショートゴロ
3回裏 巨人
- 1 岸田行倫 - センターフライ
- 2 井上温大 - 見逃し三振
- 3 浦田俊輔 - レフトフライ
4回表 DeNA
- 1 牧秀悟 - 空振り三振
- 2 度会隆輝 - 空振り三振
- 3 佐野恵太 - 左中間ソロ本塁打
- 4 宮﨑敏郎 - ライトフライ
4回裏 巨人
- 1 キャベッジ - 空振り三振
- 2 泉口友汰 - ライトフライ
- 3 ダルベック - 四球
- 4 佐々木俊輔 - レフト前ヒット
- 5 増田陸 - サードゴロ
5回表 DeNA
- 1 ビシエド - レフト前ヒット
- 2 山本祐大 - レフトフライ
- 3 梶原昂希 - 空振り三振
- 4 林琢真 - セカンドゴロ
5回裏 巨人
- 1 丸佳浩 - センターフライ
- 2 岸田行倫 - 空振り三振
- 3 井上温大 - 空振り三振
6回表 DeNA
- 1 石田裕太郎 - 見逃し三振
- 2 牧秀悟 - セカンドフライ
- 3 度会隆輝 - 見逃し三振
6回裏 巨人
- 1 浦田俊輔 - ライト前ヒット
- 2 キャベッジ - ライトフライ
- 3 泉口友汰 - ライト前ヒット
- 4 ダルベック - ファーストライナー、飛び出した泉口友汰もタッチアウトで併殺
7回表 DeNA
- 1 佐野恵太 - 四球
- 2 宮﨑敏郎 - センターフライ
- 3 ビシエド - セカンドゴロ
- 【代走】ビシエド → 蝦名達夫
- 4 山本祐大 - 見逃し三振
7回裏 巨人
- 1 佐々木俊輔 - ファーストゴロ
- 2 増田陸 - レフト前ヒット
- 3 丸佳浩 - センターフライ
- 4 岸田行倫 - センター前ヒット
- 【代走】岸田行倫 → 松本剛
- 【投手交代】石田裕太郎 → 伊勢大夢
- 5 【代打】井上温大 → 大城卓三 - 松本剛の二盗のあと、右越え3ラン本塁打
- 6 浦田俊輔 - セカンドゴロ
8回表 DeNA
- 【投手交代】井上温大 → 大勢
- 1 梶原昂希 - レフトフライ
- 2 林琢真 - ショートライナー
- 3 【代打】ヒュンメル - 見逃し三振
8回裏 巨人
- 【投手交代】伊勢大夢 → 坂本裕哉
- 1 キャベッジ - 空振り三振
- 2 泉口友汰 - セカンドゴロ
- 3 ダルベック - ファーストライナー
9回表 DeNA
- 【投手交代】大勢 → マルティネス
- 1 牧秀悟 - センター前ヒット
- 2 度会隆輝 - レフトフライ
- 3 佐野恵太 - ライトフライ
- 4 宮﨑敏郎 - ライト線タイムリーツーベース
- 5 蝦名達夫 - 空振り三振
9回裏 巨人
- (攻撃なし)
本塁打
- DeNA:佐野恵太(1号・4回表ソロ)
- 巨人:大城卓三(1号・7回裏3ラン)
戦評
巨人は井上温大(巨人)が7回3安打1失点、8奪三振の快投を披露し、試合をしっかりと作った。打線は6回まで石田裕太郎(DeNA)を崩せず重苦しい展開が続いたが、7回二死一、三塁で代打・大城卓三(巨人)が値千金の逆転3ラン。その後は大勢(巨人)、マルティネス(巨人)とつないで逃げ切り、1点差の緊迫した終盤を制した。DeNAは佐野恵太(DeNA)の一発で先制しながら、あと一本と継投の綾で流れを手放した。このカード通算成績は巨人の2勝1敗となった。
感想
怪我明けとは思えない井上温大(巨人)の投球には、思わずうなってしまった。初回から球が走り、腕も振れ、少し飛ばしすぎではないかと心配になるほどの勢いだったが、そのまま最後まで力感を落とさずに投げ切ったのだから見事の一語である。佐野恵太(DeNA)に一発を浴びた点はもちろん反省材料だが、それを差し引いてもこの日の内容は十分に称賛されるべきだろう。大勢(巨人)も危なげなく役割を果たし、こうして安定した姿を見せられると、やはり後ろが締まる。ただ、それでも「このまま続いてくれよ」と祈るような気持ちになるのが正直なところで、ファンというものは贅沢で心配性なものだ。さらにマルティネス(巨人)が戻ってきたのも大きい。今日は少しばたついた場面もあったが、長い目で見れば過度に気にする必要はないだろう。
試合全体としては、何度もチャンスを作りながらあと一本が出ず、じわじわと胃が痛くなるような展開だった。5番に入った佐々木俊輔(巨人)はまだ荷が重いかな、と感じる一方で、誰かがそこを埋めなければならないのもまた現実。だからこそ苦しいし、だからこそ打線の完成形を探る面白さもある。そんな空気を一気に吹き飛ばしたのが、代打・大城卓三(巨人)の逆転3ランだった。打った瞬間にそれと分かる一撃で、東京ドームの空気が一変したあの感覚は、まさに野球の醍醐味そのもの。相手の継投も含めて、こちらには「何かが起こるぞ」という予感が確かにあった。そして本当に起こしてしまうのだから、野球はたまらない。ああいう一振りがあるから、また次も見たくなるのである。