読売ジャイアンツ 対 オリックス・バファローズ
試合情報
| 項目 | 記録 |
|---|---|
| スコア | 巨人 5-4 オリックス |
| 試合時間 | 2時間45分 |
| 観客数 | 42,004人 |
| 勝ち投手 | 堀田賢慎(巨人) |
| 負け投手 | 椋木蓮(オリックス) |
| セーブ | マルティネス(巨人) |
| シリーズ対戦成績 | 巨人 2勝0敗0分 |
先発投手
- 巨人:戸郷翔征
- オリックス:曽谷龍平
バッテリー
- 巨人:戸郷翔征、森田駿哉、高梨雄平、堀田賢慎、マルティネス - 大城卓三
- オリックス:曽谷龍平、椋木蓮、入山海斗 - 若月健矢
スターティングラインアップ
| 打順 | オリックス(先攻) | 守備 | 打順 | 巨人(後攻) | 守備 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 宗佑磨 | 三 | 1 | 松本剛 | 左 |
| 2 | 西川龍馬 | 左 | 2 | 浦田俊輔 | 遊 |
| 3 | 中川圭太 | 右 | 3 | 大城卓三 | 捕 |
| 4 | 紅林弘太郎 | 遊 | 4 | ダルベック | 一 |
| 5 | 山中稜真 | 一 | 5 | 坂本勇人 | 三 |
| 6 | 西野真弘 | 二 | 6 | キャベッジ | 中 |
| 7 | 若月健矢 | 捕 | 7 | 吉川尚輝 | 二 |
| 8 | 渡部遼人 | 中 | 8 | 佐々木俊輔 | 右 |
| 9 | 曽谷龍平 | 投 | 9 | 戸郷翔征 | 投 |
試合経過詳細
1回表 オリックス
- 1 宗佑磨 - 空三振
- 2 西川龍馬 - 一ゴロ
- 3 中川圭太 - 遊ゴロ
1回裏 巨人
- 1 松本剛 - 中飛
- 2 浦田俊輔 - 四球
- (走者・浦田俊輔 二塁盗塁成功)
- 3 大城卓三 - 空三振
- 4 ダルベック - 空三振
2回表 オリックス
- 4 紅林弘太郎 - 死球
- 【投手交代】戸郷翔征 → 森田駿哉
- 5 山中稜真 - 遊飛
- 6 西野真弘 - 二ゴロ
- 7 若月健矢 - 空三振
2回裏 巨人
- 5 坂本勇人 - 見逃三振
- 6 キャベッジ - 見逃三振
- 7 吉川尚輝 - 遊ゴロ
3回表 オリックス
- 8 渡部遼人 - 二ゴロ
- 9 曽谷龍平 - 見逃三振
- 1 宗佑磨 - 四球
- 2 西川龍馬 - 二ゴロ
3回裏 巨人
- 8 佐々木俊輔 - 左飛
- 9 森田駿哉 - 三ゴロ
- 1 松本剛 - 中前安
- 2 浦田俊輔 - 見逃三振
4回表 オリックス
- 3 中川圭太 - 一飛
- 4 紅林弘太郎 - 三直
- 5 山中稜真 - 二ゴロ
4回裏 巨人
- 3 大城卓三 - 見逃三振
- 4 ダルベック - 遊ゴロ
- 5 坂本勇人 - 見逃三振
5回表 オリックス
- 6 西野真弘 - 死球
- 7 若月健矢 - 二飛
- 8 渡部遼人 - 見逃三振
- 9 曽谷龍平 - 見逃三振
5回裏 巨人
- 6 キャベッジ - 空三振
- 7 吉川尚輝 - 三直
- 8 佐々木俊輔 - 三ゴロ
6回表 オリックス
- 1 宗佑磨 - 左前安
- 2 西川龍馬 - 中前安
- 3 中川圭太 - 左前適時安
- 4 紅林弘太郎 - 中前安
- 5 山中稜真 - 右犠飛
- 【投手交代】森田駿哉 → 高梨雄平
- 6 西野真弘 - 左邪飛
- 7 若月健矢 - 敬遠四球
- 8 渡部遼人 - 押し出し四球
- 9 曽谷龍平 - 投ゴロ
6回裏 巨人
- 【代打】森田駿哉 → 泉口友汰
- 9 泉口友汰 - 中飛
- 1 松本剛 - 右飛
- 2 浦田俊輔 - 遊ゴロ
7回表 オリックス
- 【投手交代】高梨雄平 → 堀田賢慎
- 1 宗佑磨 - 四球
- 2 西川龍馬 - 投ゴロ併殺打
- 3 中川圭太 - 見逃三振
7回裏 巨人
- 3 大城卓三 - 遊飛
- 4 ダルベック - 右本、1点
- 5 坂本勇人 - 空三振
- 6 キャベッジ - 空三振
8回表 オリックス
- 4 紅林弘太郎 - 右飛
- 5 山中稜真 - 遊ゴロ
- 【代打】西野真弘 → 野口智哉
- 6 野口智哉 - 右中本、1点
- 7 若月健矢 - 左中二
- 8 渡部遼人 - 空三振
8回裏 巨人
- 【投手交代】曽谷龍平 → 椋木蓮
- 7 吉川尚輝 - 中飛
- 8 佐々木俊輔 - 右前安
- 9 泉口友汰 - 右前安
- 1 松本剛 - 左前安
- 【代打】浦田俊輔 → 丸佳浩
- 2 丸佳浩 - 右本、3点
- 【投手交代】椋木蓮 → 入山海斗
- 3 大城卓三 - 空三振
- 4 ダルベック - 見逃三振
9回表 オリックス
- 【投手交代】堀田賢慎 → マルティネス
- 【代打】入山海斗 → 太田椋
- 9 太田椋 - 右中二
- 【代走】太田椋 → 宜保翔
- 1 宗佑磨 - 左飛
- 【代打】西川龍馬 → 来田涼斗
- 2 来田涼斗 - 空三振
- 3 中川圭太 - 中飛
9回裏 巨人
- (試合終了のため打席なし)
本塁打
- オリックス:野口智哉(2号・8回・ソロ)
- 巨人:ダルベック(9号・7回・ソロ)、丸佳浩(2号・8回・満塁)
戦評
巨人は2回に戸郷翔征(巨人)が危険球退場となるアクシデントに見舞われ、森田駿哉(巨人)が緊急登板する苦しい展開となった。 6回にオリックスが中川圭太(オリックス)の適時打、山中稜真(オリックス)の犠飛、渡部遼人(オリックス)の押し出し四球で3点を先制し、巨人は7回のダルベック(巨人)のソロでようやく反撃。 8回表に野口智哉(オリックス)のソロで再び3点差とされたが、その裏、佐々木俊輔(巨人)、泉口友汰(巨人)、松本剛(巨人)の3連打で満塁を作り、代打・丸佳浩(巨人)がライトスタンドへ逆転満塁本塁打を放った。 9回はマルティネス(巨人)が先頭打者に二塁打を許しながらも無失点で締め、巨人が5-4で劇的な逆転勝利。カード通算成績は巨人の2勝0敗0分となった。
感想
ミスターの一周忌に、まさかここまでのメークドラマが待っているとは思わなかった。喜びより先に、まず驚きが来る試合だった。序盤、戸郷翔征(巨人)が2回に危険球退場となった瞬間は、正直「今日は終わった」と感じた。いつになったら安定して試合を任せられるのか、ファンとしては腹立たしさを通り越して呆れる場面でもあった。それでも、急きょマウンドに上がった森田駿哉(巨人)は本当によく投げた。制球に苦しみながらもストレートには力があり、緊急登板としては十分すぎる粘りだったと思う。ただ、6回に崩れてしまうあたりが、まだ信頼を勝ち取るには届かないところでもある。高梨雄平(巨人)の押し出し四球も、ランナーを背負うと苦しくなる姿をまた見せられた形で、そこはベンチも含めて考えなければいけない。7回にダルベック(巨人)の一発で「まだいける」と空気が変わりかけた直後、堀田賢慎(巨人)が野口智哉(オリックス)に本塁打を浴びたのは本当に余計だった。それでも8回、佐々木俊輔(巨人)の右前安打で、球場の空気が明らかに変わった。フォークを続けた相手バッテリーの選択もあったとはいえ、難しい球を外野へ運んだ佐々木俊輔(巨人)の一打には価値があった。続く泉口友汰(巨人)も前の打席からバットの出が良く、しっかり応えた。さらに、輝きを取り戻しつつある松本剛(巨人)がつなぎ、東京ドームは異様な雰囲気になった。そして代打・丸佳浩(巨人)。5球目の外角を見逃した時点で、打席の中に余裕と覚悟が見えた。フルカウントからのインローぎりぎりを完璧に捉えた瞬間、思わず腕を突き上げた。あんな難しい球をライトスタンドまで運ぶ代打逆転満塁ホームラン。こんな筋書き、誰が書けるのか。最後はマルティネス(巨人)が先頭打者に初球を運ばれて嫌な空気になったが、そこからしっかり抑えてゲームセット。嬉しい、驚いた、そしてもう1年経ったのかという感慨まで押し寄せる、興奮冷めやらぬ凄まじい一戦だった。