読売ジャイアンツ 対 中日ドラゴンズ
試合情報
| 項目 | 記録 |
|---|---|
| スコア | 巨人 3-5 中日 |
| 試合時間 | 3時間58分 |
| 観客数 | 42,282人 |
| 勝ち投手 | アブレウ(中日) |
| 負け投手 | 大勢(巨人) |
| セーブ | 松山晋也(中日) |
| シリーズ対戦成績 | 巨人 1勝2敗(対中日11回戦終了時) |
先発投手
- 巨人:井上温大
- 中日:柳裕也
バッテリー
- 巨人:井上温大、船迫大雅、田中瑛斗、大勢、中川皓太、田和廉、高梨雄平 - 岸田行倫
- 中日:柳裕也、齋藤綱記、アブレウ、吉田聖弥、松山晋也 - 石伊雄太
スターティングラインアップ
| 打順 | 中日(先攻) | 守備 | 打順 | 巨人(後攻) | 守備 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 岡林勇希 | 中 | 1 | 浦田俊輔 | 二 |
| 2 | 鵜飼航丞 | 右 | 2 | 松本剛 | 右 |
| 3 | 石伊雄太 | 捕 | 3 | 岸田行倫 | 捕 |
| 4 | 細川成也 | 左 | 4 | ダルベック | 三 |
| 5 | サノー | 一 | 5 | 大城卓三 | 一 |
| 6 | 福永裕基 | 三 | 6 | 泉口友汰 | 遊 |
| 7 | 村松開人 | 遊 | 7 | キャベッジ | 中 |
| 8 | 田中幹也 | 二 | 8 | 浅野翔吾 | 左 |
| 9 | 柳裕也 | 投 | 9 | 井上温大 | 投 |
試合経過詳細
1回表 中日
- 1 岡林勇希 - 四球
- 2 鵜飼航丞 - 三併殺
- 3 石伊雄太 - 空三振
1回裏 巨人
- 1 浦田俊輔 - 見三振
- 2 松本剛 - 右安
- 3 岸田行倫 - 空三振
- 4 ダルベック - 松本剛の二盗後、中前適時打
- 5 大城卓三 - 遊ゴロ
2回表 中日
- 4 細川成也 - 中飛
- 5 サノー - 四球
- 6 福永裕基 - 空三振
- 7 村松開人 - 空三振
2回裏 巨人
- 6 泉口友汰 - 右安
- 7 キャベッジ - 柳裕也の暴投で二進後、空三振
- 8 浅野翔吾 - 中飛
- 9 井上温大 - 空三振
3回表 中日
- 8 田中幹也 - 一邪飛
- 9 柳裕也 - 二ゴロ
- 1 岡林勇希 - 二ゴロ
3回裏 巨人
- 1 浦田俊輔 - 一ゴロ
- 2 松本剛 - 空三振
- 3 岸田行倫 - 空三振
4回表 中日
- 2 鵜飼航丞 - 空三振
- 3 石伊雄太 - 左安
- 4 細川成也 - 左安
- 5 サノー - 中飛
- 6 福永裕基 - 空三振
4回裏 巨人
- 4 ダルベック - 三ゴロ
- 5 大城卓三 - 三ゴロ
- 6 泉口友汰 - 右越ソロ本塁打
- 7 キャベッジ - 遊内安
- 8 浅野翔吾 - 三ゴロ
6回表 中日
- 1 岡林勇希 - 右安
- 2 鵜飼航丞 - 二ゴロ、二進
- 3 石伊雄太 - 空三振
- 4 細川成也 - 四球
- 【投手交代】井上温大 → 船迫大雅
- 5 サノー - 三ゴロ
6回裏 巨人
- 3 岸田行倫 - 一ゴロ
- 4 ダルベック - 空三振
- 5 大城卓三 - 中二塁打
- 【代走】大城卓三 → 小濱佑斗
- 6 泉口友汰 - 中越適時二塁打
- 【投手交代】柳裕也 → 齋藤綱記
- 7 キャベッジ - 空三振
7回表 中日
- 【投手交代】船迫大雅 → 田中瑛斗
- 【代打】福永裕基 → 高橋周平
- 6 高橋周平 - 死球
- 7 村松開人 - 遊ゴロ
- 8 田中幹也 - 一ゴロ
- 【代打】齋藤綱記 → 板山祐太郎
- 9 板山祐太郎 - 右二塁打、二走田中幹也は本塁走塁死
7回裏 巨人
- 【投手交代】齋藤綱記 → アブレウ
- 8 浅野翔吾 - 捕邪飛
- 【代打】井上温大 → 丸佳浩
- 9 丸佳浩 - 右安
- 【代走】丸佳浩 → 増田大輝
- 1 浦田俊輔 - 中飛
- 2 松本剛 - 二ゴロ
8回表 中日
- 【投手交代】田中瑛斗 → 大勢
- 1 岡林勇希 - 二内安
- 2 鵜飼航丞 - 二失、岡林勇希は三進
- 3 石伊雄太 - 空三振
- 4 細川成也 - 右前適時打
- 5 サノー - 遊飛
- 6 高橋周平 - 右前適時打
- 7 村松開人 - 四球
- 【代打】田中幹也 → 阿部寿樹
- 8 阿部寿樹 - 右前逆転2点適時打
- 【投手交代】大勢 → 中川皓太
- 【代走】阿部寿樹 → 山本泰寛
- 9 板山祐太郎 - 見三振
8回裏 巨人
- 【投手交代】アブレウ → 吉田聖弥
- 3 岸田行倫 - 中飛
- 4 ダルベック - 三邪飛
- 5 小濱佑斗 - 四球
- 6 泉口友汰 - 空三振
9回表 中日
- 【投手交代】中川皓太 → 田和廉
- 1 岡林勇希 - 中安
- 2 鵜飼航丞 - 空三振
- 3 石伊雄太 - 右安
- 4 細川成也 - 四球
- 【代打】サノー → 石川昂弥
- 5 石川昂弥 - 右前適時打
- 【投手交代】田和廉 → 高梨雄平
- 【代走】細川成也 → 尾田剛樹
- 6 高橋周平 - 空三振
- 7 村松開人 - 投ゴロ
9回裏 巨人
- 【投手交代】吉田聖弥 → 松山晋也
- 【守備変更】キャベッジ → 佐々木俊輔(右)
- 【代打】浅野翔吾 → 坂本勇人
- 7 佐々木俊輔 - 二ゴロ
- 8 坂本勇人 - 四球
- 9 増田大輝 - 左安
- 1 浦田俊輔 - 左飛
- 2 松本剛 - 左安
- 3 岸田行倫 - 遊ゴロ
本塁打
- 巨人:泉口友汰(4号・4回・ソロ)
- 中日:なし
戦評
巨人は初回にダルベックの適時打で先制し、4回には泉口友汰のソロ本塁打、6回にも泉口友汰の適時二塁打で3点を先行した。井上温大(巨人)は5回2/3を無失点に抑え、6回二死一、二塁で継投した船迫大雅(巨人)もサノーを三ゴロに仕留めて流れを保った。しかし8回、浦田俊輔(巨人)の失策をきっかけに大勢(巨人)が4失点して逆転を許し、9回にも田和廉(巨人)が押し出しにつながる形で追加点を失った。9回裏は二死満塁まで攻め込んだが、岸田行倫(巨人)が遊ゴロに倒れて試合終了。カード通算では巨人が中日に1勝2敗となった。
感想
いや、これは腹が立つ。巨人は井上温大(巨人)が5回2/3を無失点、96球を投げながらなおマウンドに踏ん張っていた試合だった。もちろん球数が積み上がり、二死一、二塁という局面での継投に理屈がないわけではない。それでも、先発投手が苦しみながらも相手打線を押し返し、もうひと踏ん張りで6回を投げ切れるかというところで降板した以上、後を受ける救援陣には絶対に試合を壊さない責任がある。船迫大雅(巨人)がサノーを三ゴロに打ち取り、田中瑛斗(巨人)も7回をしのいだ。その積み重ねを、8回のたった一つのミスが根こそぎ持っていってしまった。浦田俊輔(巨人)の失策は、アンツーカー際で打球が変化した難しさを差し引いても、まず前に落として一つのアウトを取ってほしかった場面だろう。そして、悔しさから一瞬うつむいた隙に走者の進塁まで許した。記録上は一つのエラーでも、試合へのダメージはあまりに大きかった。打席でも浦田俊輔(巨人)は、足と器用さを武器にする選手であるからこそ、何かを起こそうとしすぎず、まずは堅実に自分の役割を果たしてほしい。大勢(巨人)も味方のミスを救うのが抑えの仕事と言われればその通りだが、あの局面で連打と四球を重ねてひっくり返された内容は、ただ「不運」で片付けられない。さらに田和廉(巨人)も、開幕直後に見せた強さが薄れ、疲労なのか研究への対応なのか、苦しい投球が続いている。ルーキーに無理を背負わせ続けるのではなく、一度二軍で立て直す選択も必要に見える。そして最大の問題は、9回二死満塁まで作って結局あと一本が出ない打線だ。チャンスで打てない病は、もはや一試合の不運ではない。このままでは、投手陣が耐えて作った試合を自ら手放しながら、チーム全体が下降線へ入っていく。そんな嫌な予感だけが、東京ドームに重く残る敗戦だった。