読売ジャイアンツ 対 横浜DeNAベイスターズ
試合情報
| 項目 | 記録 |
|---|---|
| スコア | 巨人 6-11 DeNA |
| 試合時間 | 3時間44分 |
| 観客数 | 32,445人 |
| 勝ち投手 | マルセリーノ(DeNA) |
| 負け投手 | 田中瑛斗(巨人) |
| セーブ | ― |
| シリーズ対戦成績 | 巨人 8勝3敗 |
先発投手
- 巨人:ウィットリー
- DeNA:尾形崇斗
バッテリー
- 巨人:ウィットリー、田中瑛斗、森田駿哉、赤星優志、堀田賢慎 - 大城卓三
- DeNA:尾形崇斗、岩田将貴、マルセリーノ、ルイーズ、宮城滝太、伊勢大夢、若松尚輝 - 松尾汐恩
スターティングラインアップ
| 打順 | 巨人(先攻) | 守備 | 打順 | DeNA(後攻) | 守備 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 浦田俊輔 | 遊 | 1 | 勝又温史 | 左 |
| 2 | 松本剛 | 左 | 2 | 牧秀悟 | 二 |
| 3 | キャベッジ | 中 | 3 | 筒香嘉智 | 一 |
| 4 | ダルベック | 一 | 4 | エンカーナシオン | 右 |
| 5 | 大城卓三 | 捕 | 5 | 宮﨑敏郎 | 三 |
| 6 | 知念大成 | 右 | 6 | 松尾汐恩 | 捕 |
| 7 | リチャード | 三 | 7 | 蝦名達夫 | 中 |
| 8 | 門脇誠 | 二 | 8 | 石上泰輝 | 遊 |
| 9 | ウィットリー | 投 | 9 | 尾形崇斗 | 投 |
試合経過詳細
1回表 巨人
- 1 浦田俊輔 - 中安
- 2 松本剛 - 右安
- 3 キャベッジ - 四球
- 4 ダルベック - 右越満塁本塁打(打点4)
- 5 大城卓三 - 右中間二塁打
- 6 知念大成 - 空振り三振
- 7 リチャード - 中飛
- 8 門脇誠 - 故意四球
- 9 ウィットリー - 三安
- 10 浦田俊輔 - 二ゴロ
1回裏 DeNA
- 1 勝又温史 - 遊ゴロ
- 2 牧秀悟 - 四球
- 3 筒香嘉智 - 左中間二塁打
- 4 エンカーナシオン - 中前適時打(打点1)
- 5 宮﨑敏郎 - 二ゴロ(打点1)
- 6 松尾汐恩 - 空振り三振
2回表 巨人
- 1 松本剛 - 右飛
- 2 キャベッジ - 遊飛
- 3 ダルベック - 中飛
2回裏 DeNA
- 1 蝦名達夫 - 空振り三振
- 2 石上泰輝 - 中安
- 3 尾形崇斗 - 投犠打(打席中のけん制悪送球で一塁走者が二塁へ進塁)
- 4 勝又温史 - 左中間適時二塁打(打点1)
- 5 牧秀悟 - 三ゴロ
3回表 巨人
- 1 大城卓三 - 四球
- 2 知念大成 - 二ゴロ併殺打(リクエストによる判定変更)
- 3 リチャード - 四球
- 4 門脇誠 - 空振り三振
3回裏 DeNA
- 1 筒香嘉智 - 四球
- 2 エンカーナシオン - 空振り三振
- 3 宮﨑敏郎 - 二ゴロ
- 4 松尾汐恩 - 打席中に一塁走者・宮﨑敏郎が二盗失敗、攻撃終了
4回表 巨人
- 【投手交代】尾形崇斗 → 岩田将貴
- 1 ウィットリー - 投ゴロ
- 2 浦田俊輔 - 死球
- 3 松本剛 - 三ゴロ(打席中に浦田俊輔が二盗成功)
- 4 キャベッジ - 遊飛
4回裏 DeNA
- 1 松尾汐恩 - 二ゴロ
- 2 蝦名達夫 - 右安
- 3 石上泰輝 - 空振り三振(打席中に一塁走者・蝦名達夫が二盗失敗)
5回表 巨人
- 1 ダルベック - 遊安
- 2 大城卓三 - 投犠打
- 3 知念大成 - 空振り三振
- 4 リチャード - 故意四球
- 5 門脇誠 - 左飛
5回裏 DeNA
- 【代打】岩田将貴 → 梶原昂希
- 1 梶原昂希 - 空振り三振
- 2 勝又温史 - 空振り三振
- 3 牧秀悟 - 左飛
6回表 巨人
- 【投手交代】岩田将貴 → マルセリーノ
- 【代打】ウィットリー → 笹原操希
- 1 笹原操希 - 空振り三振
- 2 浦田俊輔 - 右安
- 3 松本剛 - 三ゴロ(打席中に浦田俊輔が二盗成功)
- 4 キャベッジ - 空振り三振
6回裏 DeNA
- 【投手交代】ウィットリー → 田中瑛斗
- 1 筒香嘉智 - 四球
- 2 エンカーナシオン - 中安
- 3 宮﨑敏郎 - 左中間適時二塁打(打点1)、同点
- 4 松尾汐恩 - 右前2点適時打(打点2)、DeNAが勝ち越し
- 5 蝦名達夫 - 中安
- 【投手交代】田中瑛斗 → 森田駿哉
- 6 石上泰輝 - 三塁前バント安打
- 【代打】マルセリーノ → 佐野恵太
- 7 佐野恵太 - 押し出し四球(打点1)
- 8 勝又温史 - 左飛失(松本剛の落球で三塁走者が生還)
- 9 牧秀悟 - 投飛
- 10 筒香嘉智 - 空振り三振
- 11 エンカーナシオン - 左飛
7回表 巨人
- 【投手交代】マルセリーノ → ルイーズ
- 1 ダルベック - 右安
- 2 大城卓三 - 右越2点本塁打(打点2)
- 3 知念大成 - 遊ゴロ
- 4 リチャード - 四球
- 【投手交代】ルイーズ → 宮城滝太
- 【代打】門脇誠 → 泉口友汰
- 5 泉口友汰 - 二直
- 【代打】森田駿哉 → 丸佳浩
- 6 丸佳浩 - 二ゴロ
7回裏 DeNA
- 【投手交代】森田駿哉 → 赤星優志
- 1 宮﨑敏郎 - 四球
- 2 松尾汐恩 - 左安
- 3 蝦名達夫 - 一ゴロ(送りバント失敗後、リチャードの悪送球で一死一、三塁)
- 4 石上泰輝 - 左飛
- 【代打】宮城滝太 → 度会隆輝
- 5 度会隆輝 - 右中間3点本塁打(打点3)
- 6 勝又温史 - 空振り三振
8回表 巨人
- 【投手交代】宮城滝太 → 伊勢大夢
- 1 浦田俊輔 - 右安
- 2 松本剛 - 遊ゴロ併殺打
- 3 キャベッジ - 一ゴロ
8回裏 DeNA
- 【投手交代】赤星優志 → 堀田賢慎
- 1 牧秀悟 - 中安
- 2 筒香嘉智 - 見逃し三振
- 3 エンカーナシオン - 左飛
- 4 宮﨑敏郎 - 遊ゴロ
9回表 巨人
- 【投手交代】伊勢大夢 → 若松尚輝
- 1 ダルベック - 二ゴロ
- 2 大城卓三 - 四球
- 【代走】大城卓三 → 増田大輝
- 3 知念大成 - 右安
- 4 リチャード - 空振り三振
- 5 泉口友汰 - 二ゴロ、試合終了
9回裏 DeNA
- (試合終了のため打席なし)
本塁打
- 巨人:ダルベック(13号・1回・満塁)
- 巨人:大城卓三(8号・7回・2ラン)
- DeNA:度会隆輝(6号・7回・3ラン)
戦評
巨人は初回、ダルベック(巨人)の満塁本塁打で4点を先制したが、先発のウィットリー(巨人)が直後から失点を重ね、1点差まで迫られた。6回は田中瑛斗(巨人)が一死も奪えずに逆転を許し、後を受けた森田駿哉(巨人)も押し出し四球と味方の失策で傷口を広げ、この回一挙5点を失った。7回に大城卓三(巨人)の2点本塁打で追い上げたものの、その裏に赤星優志(巨人)が度会隆輝(DeNA)に3点本塁打を浴び、再び突き放された。巨人は今季初の2試合連続2桁失点で3連敗。今季の対DeNA戦成績は8勝3敗となった。
感想
チームが少しずつ立て直すどころか、坂道を転がるように、ずるずると落ちていく姿を見せられている。残念ながら、これは単なる気のせいではなく、本当に落ちるところまで落ちていく途中なのかもしれない。初回は無死満塁からボビー・ダルベック(巨人)が満塁本塁打を放ち、いきなり4点を奪った。これ以上ない幕開けだったはずなのに、その直後、無死二塁で知念大成(巨人)が目線より高いような球を空振りして三振。あの打席で試合の空気がわずかに変わったように感じた。その後も走者は出したが、得点圏へ進むと途端に一本が出なくなる、いつもの病気が顔を出した。フォレスト・ウィットリー(巨人)も調子が良かったとは言い難い。同点にされず5回を投げ切ったから合格、ではない。4点の援護をもらいながら、その裏から早々に点を返し、2回には自らのけん制悪送球も絡んで1点差まで詰め寄られた。試合の主導権を握るべき場面で相手を勢いづかせてしまったことに、大きな問題がある。そして6回、田中瑛斗(巨人)は先頭打者への四球をきっかけに、一死も奪えないまま逆転を許した。もっと大胆に攻められなかったものか。ボールが先行し、苦しくなってから甘い球を痛打される。相手と戦う以前に、自分で自分の首を絞めていたようにしか見えなかった。代わった森田駿哉(巨人)も、以前の一軍登板で感じた不安を何ひとつ払拭できなかった。無死満塁で登板し、ストライクを投げられずに押し出し四球。厳しい場面だったことは分かるが、そこでストライクゾーンへ投げ込めないのであれば、いったい何のために一軍のマウンドへ上がったのかと言いたくなる。さらに松本剛(巨人)の落球まで重なった。最近は打撃で踏ん張っていただけに、こうした守備のミスが出れば、再び不要論が噴き出すのも避けられまい。浦田俊輔(巨人)と松本剛(巨人)は、好調時には思い切りの良さが大きな武器になる一方、うまくいかなくなると我の強さばかりが前へ出て、攻守ともにちぐはぐになる。ここ最近は、まさに打てない、守れないという悪循環に陥っている。7回、大城卓三(巨人)の2点本塁打で、もう一度だけ「何とかなるかもしれない」という雰囲気が生まれた。ところが、その直後の知念大成(巨人)の打席はあまりにも淡泊だった。起用を続けて経験を積ませたい意図は理解できても、結果も内容も伴わない状態で使い続けることが、本当に本人とチームのためになっているのかは疑問である。そして、最後の望みに水を差したのが赤星優志(巨人)だった。先頭打者へストレートの四球を与え、次打者には初球を安打され、守備にも足を引っ張られ、極めつけは度会隆輝(DeNA)への3点本塁打。2点を返した直後に3点を失うのだから、これでは永遠に追いつけない。毎年この時期になると繰り返される伝統芸のような「The投壊」に、今年は打つ方でも守る方でも野手陣が足を引っ張る「Theチーム壊」まで加わってしまった。投げられない、打てない、守れない。ここまで三拍子がそろえば、あとは落ちるところまで落ちるしかないのか。試合後に残ったのは怒りよりも深い疲労感と、もう「お疲れさまでした」としか言えない寂しさだった。