読売ジャイアンツ 対 東京ヤクルトスワローズ
試合情報
| 項目 | 記録 |
|---|---|
| スコア | 巨人 7-3 ヤクルト |
| 試合時間 | 3時間18分 |
| 観客数 | 42,399人 |
| 勝ち投手 | 小笠原慎之介(巨人) |
| 負け投手 | 松本健吾(ヤクルト) |
| セーブ | ― |
| シリーズ対戦成績 | 巨人 9勝10敗 |
先発投手
- 巨人:小笠原慎之介
- ヤクルト:松本健吾
バッテリー
- 巨人:小笠原慎之介、中川皓太、田中瑛斗、船迫大雅 - 大城卓三、小林誠司
- ヤクルト:松本健吾、阪口皓亮、ウォルターズ、廣澤優 - 鈴木叶
スターティングラインアップ
| 打順 | ヤクルト(先攻) | 守備 | 打順 | 巨人(後攻) | 守備 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 長岡秀樹 | 遊 | 1 | 浦田俊輔 | 二 |
| 2 | 山野辺翔 | 一 | 2 | 松本剛 | 左 |
| 3 | サンタナ | 左 | 3 | 泉口友汰 | 遊 |
| 4 | 増田珠 | 右 | 4 | ダルベック | 一 |
| 5 | 赤羽由紘 | 三 | 5 | 大城卓三 | 捕 |
| 6 | 内山壮真 | 二 | 6 | 佐々木俊輔 | 中 |
| 7 | モンテル | 中 | 7 | 石塚裕惺 | 三 |
| 8 | 鈴木叶 | 捕 | 8 | 岡田悠希 | 右 |
| 9 | 松本健吾 | 投 | 9 | 小笠原慎之介 | 投 |
試合経過詳細
1回表 ヤクルト
- 1 長岡秀樹 - 二ゴロ
- 2 山野辺翔 - 左飛
- 3 サンタナ - 空三振
1回裏 巨人
- 1 浦田俊輔 - 左飛
- 2 松本剛 - 右飛
- 3 泉口友汰 - 左飛
2回表 ヤクルト
- 1 増田珠 - 中安
- 2 赤羽由紘 - 三ゴロ
- 3 内山壮真 - 中飛
- 4 モンテル - 遊飛
2回裏 巨人
- 1 ダルベック - 空三振
- 2 大城卓三 - 一ゴロ
- 3 佐々木俊輔 - 遊飛
3回表 ヤクルト
- 1 鈴木叶 - 二ゴロ
- 2 松本健吾 - 見三振
- 3 長岡秀樹 - 中安(二盗成功)
- 4 山野辺翔 - 三安
- 5 サンタナ - 右飛
3回裏 巨人
- 1 石塚裕惺 - 四球
- 2 岡田悠希 - 中飛
- 3 小笠原慎之介 - 三ゴロ
- 4 浦田俊輔 - 右翼線二塁打
- 5 松本剛 - 左飛
4回表 ヤクルト
- 1 増田珠 - 中安
- 2 赤羽由紘 - 二飛
- 3 内山壮真 - 左安
- (暴投で走者二・三進)
- 4 モンテル - 中犠飛
- 5 鈴木叶 - 左中間2ラン本塁打
- 6 松本健吾 - 見三振
4回裏 巨人
- 1 泉口友汰 - 右翼線二塁打
- 2 ダルベック - 右中間適時二塁打
- 3 大城卓三 - 三邪飛
- 4 佐々木俊輔 - 一ゴロ
- 5 石塚裕惺 - 中前適時打
- 6 岡田悠希 - 遊飛
5回表 ヤクルト
- 1 長岡秀樹 - 投ゴロ
- 2 山野辺翔 - 右飛
- 3 サンタナ - 投ゴロ
5回裏 巨人
- 1 小笠原慎之介 - 左飛
- 2 浦田俊輔 - 三ゴロ
- 3 松本剛 - 左安
- (一走・松本剛が二盗失敗)
6回表 ヤクルト
- 1 増田珠 - 四球
- 2 赤羽由紘 - 見三振
- 3 内山壮真 - 投ゴロ1-6-3併殺打
6回裏 巨人
- 1 泉口友汰 - 右安
- 2 ダルベック - 四球
- 3 大城卓三 - 右翼線適時二塁打
- 4 佐々木俊輔 - 右飛
- 【投手交代】松本健吾 → 阪口皓亮
- 【代走】大城卓三 → 知念大成
- 5 石塚裕惺 - 二ゴロ(三走・ダルベック走塁死)
- 6 岡田悠希 - 中前適時打
- 7 【代打】小笠原慎之介 → 丸佳浩 - 右中間2点適時二塁打
- 8 浦田俊輔 - 左安
- 9 松本剛 - 四球
- 10 泉口友汰 - 一ゴロ
7回表 ヤクルト
- 【投手交代】小笠原慎之介 → 中川皓太
- 【守備変更】小林誠司(捕)
- 1 モンテル - 二飛
- 2 鈴木叶 - 空三振
- 3 【代打】阪口皓亮 → 澤井廉 - 空三振
7回裏 巨人
- 【投手交代】阪口皓亮 → ウォルターズ
- 1 ダルベック - 二直
- 2 小林誠司 - 三ゴロ
- 3 佐々木俊輔 - 中安
- 4 石塚裕惺 - 二ゴロ
8回表 ヤクルト
- 【投手交代】中川皓太 → 田中瑛斗
- 1 長岡秀樹 - 四球
- 2 【代打】山野辺翔 → 西村瑠伊斗 - 遊ゴロ
- 3 サンタナ - 空三振
- 4 増田珠 - 一ゴロ
8回裏 巨人
- 【投手交代】ウォルターズ → 廣澤優
- 1 岡田悠希 - 四球
- 2 【代打】田中瑛斗 → 笹原操希 - 左邪飛
- (暴投で一走・岡田悠希が二進)
- 3 浦田俊輔 - 左飛
- 4 松本剛 - 左越え適時二塁打
- (暴投で二走・松本剛が三進)
- 5 泉口友汰 - 左飛
9回表 ヤクルト
- 【投手交代】田中瑛斗 → 船迫大雅
- 1 【代打】赤羽由紘 → 岩田幸宏 - 左飛
- 2 内山壮真 - 一ゴロ
- 3 【代打】モンテル → 宮本丈 - 中安
- 4 鈴木叶 - 中飛
9回裏 巨人
- 試合終了(巨人の攻撃なし)
本塁打
- ヤクルト:鈴木叶(2号・4回・2ラン)
- 巨人:なし
戦評
巨人は4回、小笠原慎之介(巨人)がモンテル(ヤクルト)の犠飛と鈴木叶(ヤクルト)の2ランで3点を先制されたが、その裏にダルベック(巨人)と石塚裕惺(巨人)の適時打で1点差まで追い上げた。 6回には大城卓三(巨人)の適時二塁打で同点とし、二死から岡田悠希(巨人)が勝ち越しの中前適時打。さらに代打・丸佳浩(巨人)の2点適時二塁打で一気に6-3と試合をひっくり返した。 小笠原慎之介(巨人)は4回に3点を失いながらも、その後は崩れず6回3失点で今季2勝目。7回以降は中川皓太(巨人)、田中瑛斗(巨人)、船迫大雅(巨人)が無失点でつないだ。 8回には松本剛(巨人)の適時二塁打でさらに1点を加え、7-3で逆転勝利。3連戦を2勝1敗で勝ち越し、今季の対ヤクルト成績を9勝10敗とした。
感想
小笠原慎之介(巨人)が鈴木叶(ヤクルト)に浴びた一発は、もう見た瞬間に「あぁ……」と声が出てしまうような完全な失投だった。ど真ん中付近に入った変化球で、あれは打たれても仕方がない。この日は全体を通してそれほど良い出来には見えなかったし、4回に一気に3点を失ったときには嫌な空気も漂ったが、それでも小笠原慎之介(巨人)はそこから崩れず、6回3失点まできっちり投げ切った。先発として最低限どころか、逆転を呼び込むための土台を残したという意味では、十分に価値のある投球だったと思う。そして、この試合で個人的に非常に大きかったのが4回裏だ。泉口友汰(巨人)、ダルベック(巨人)の連打ですぐさま1点を返し、なお無死二塁。ところが大城卓三(巨人)、佐々木俊輔(巨人)が倒れて、あっという間に二死三塁になった。「これはヤバい。また追いつけないまま終わる流れじゃないか」と感じたところで、石塚裕惺(巨人)がしっかりセンター前へ運んで1点差。この一本は本当に大きかった。3点差のまま中盤へ入るのと、1点差まで詰めておくのとでは試合の景色がまるで違う。その流れが6回の逆転劇につながったのだろう。そこで決めたのが岡田悠希(巨人)というのも嬉しい。一軍でなかなか継続してチャンスをつかめずにいる選手だが、彼は上がってきた直後には妙に仕事をするんだよなぁ。問題はここからだ。この一本だけで終わらせず、結果を積み重ねて、本気でレギュラーを奪いにいってほしい。そして岡田悠希(巨人)が勝ち越してくれたことで、続く丸佳浩(巨人)はずいぶん楽な気持ちで打席に立てたように見えた。追い込まれるような雰囲気がなく、余裕を持って振り抜いた打球が右中間を破る2点二塁打。ベテランらしい見事な一打だった。8回の松本剛(巨人)の追加点については、こちらの勝手な都合を言えば「その1点はいらなかったなぁ」とも思ってしまう。4点差になってしまい、ライデル・マルティネス(巨人)のセーブシチュエーションが消えてしまったからだ。もちろん、そんなものは完全に贅沢な悩みで、野球は点差があればあるほどいい。試合終盤でも集中力を切らさず、きっちり追加点を奪った松本剛(巨人)の姿勢は頼もしい限りだ。嫌な形で3点を先行されながら、すぐに2点を返し、中盤に一気にひっくり返しての逆転勝利。終わってみれば、この6連戦は4勝2敗である。しかも広島戦もヤクルト戦も3連戦の初戦を落としてからの連勝だった。負け越さずに立て直したことは立派だが、毎度毎度初戦を落としてから追いかけるのもしんどい。次のカードこそ初戦を取り、こちらが相手を追わせる展開にしてもらいたいものだ。