読売ジャイアンツ 対 東京ヤクルトスワローズ
試合情報
| 項目 | 記録 |
|---|---|
| スコア | 巨人 8-6 ヤクルト |
| 試合時間 | 3時間55分 |
| 観客数 | 28,663人 |
| 勝ち投手 | 赤星優志(巨人) |
| 負け投手 | 吉村貢司郎(ヤクルト) |
| セーブ | マルティネス(巨人) |
| シリーズ対戦成績 | 巨人 10勝10敗 |
先発投手
- 巨人:則本昂大
- ヤクルト:吉村貢司郎
バッテリー
- 巨人:則本昂大、平内龍太、赤星優志、堀田賢慎、森田駿哉、田中瑛斗、マルティネス - 大城卓三、小林誠司
- ヤクルト:吉村貢司郎、石原勇輝、阪口皓亮、リランソ、丸山翔大 - 古賀優大
スターティングラインアップ
| 打順 | ヤクルト(後攻) | 守備 | 打順 | 巨人(先攻) | 守備 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 長岡秀樹 | 遊 | 1 | 浦田俊輔 | 二 |
| 2 | モンテル | 中 | 2 | 佐々木俊輔 | 中 |
| 3 | 増田珠 | 右 | 3 | ダルベック | 三 |
| 4 | 山田哲人 | 一 | 4 | 大城卓三 | 捕 |
| 5 | 古賀優大 | 捕 | 5 | 松本剛 | 左 |
| 6 | 西村瑠伊斗 | 左 | 6 | 中山礼都 | 右 |
| 7 | 内山壮真 | 二 | 7 | 泉口友汰 | 遊 |
| 8 | 赤羽由紘 | 三 | 8 | 増田陸 | 一 |
| 9 | 吉村貢司郎 | 投 | 9 | 則本昂大 | 投 |
試合経過詳細
1回表 巨人
- 1 浦田俊輔 - 四球
- 2 佐々木俊輔 - 左中間二塁打
- 3 ダルベック - 左越え3ラン本塁打
- 4 大城卓三 - 三邪飛
- 5 松本剛 - 遊ゴロ
- 6 中山礼都 - 空三振
1回裏 ヤクルト
- 1 長岡秀樹 - 右越えソロ本塁打
- 2 モンテル - 左飛
- 3 増田珠 - 四球
- 4 山田哲人 - 左前安打
- 5 古賀優大 - 遊ゴロ
- 6 西村瑠伊斗 - 右飛
2回表 巨人
- 1 泉口友汰 - 投安
- 2 増田陸 - 左中間適時二塁打
- 3 則本昂大 - 投犠打
- 4 浦田俊輔 - 死球
- 5 佐々木俊輔 - 左前適時打
- 一走佐々木俊輔 - 二盗成功
- 6 ダルベック - 見三振
- 7 大城卓三 - 空三振
2回裏 ヤクルト
- 1 内山壮真 - 中飛
- 2 赤羽由紘 - 左越えソロ本塁打
- 3 吉村貢司郎 - 遊ゴロ
- 4 長岡秀樹 - 四球
- 5 モンテル - 空三振
3回表 巨人
- 1 松本剛 - 三ゴロ
- 2 中山礼都 - 一ゴロ
- 3 泉口友汰 - 中飛
3回裏 ヤクルト
- 1 増田珠 - 二直
- 2 山田哲人 - 左越安打
- 3 古賀優大 - 左中間二塁打
- 4 西村瑠伊斗 - 遊飛
- 5 内山壮真 - 右前2点適時打(送球の間に二進)
- 6 赤羽由紘 - 四球
- 【投手交代】則本昂大 → 平内龍太
- 7 吉村貢司郎 - 中安
- 8 長岡秀樹 - 一ゴロ
4回表 巨人
- 1 増田陸 - 左安
- 2 【代打】平内龍太 → 石塚裕惺 - 見三振
- 3 浦田俊輔 - 右翼線適時三塁打
- 4 佐々木俊輔 - 遊ゴロ失策(長岡)
- 5 ダルベック - 見三振
- 一走佐々木俊輔 - 暴投で二進
- 6 大城卓三 - 中飛
4回裏 ヤクルト
- 【投手交代】平内龍太 → 赤星優志
- 1 モンテル - 投ゴロ
- 2 増田珠 - 中飛
- 3 山田哲人 - 左安
- 4 古賀優大 - 右飛
5回表 巨人
- 1 松本剛 - 一飛
- 2 中山礼都 - 二ゴロ
- 3 泉口友汰 - 中安
- 4 増田陸 - 二飛
5回裏 ヤクルト
- 1 西村瑠伊斗 - 空三振
- 2 内山壮真 - 中安
- 3 赤羽由紘 - 遊ゴロ
- 4 【代打】吉村貢司郎 → 宮本丈 - 中安
- 5 長岡秀樹 - 左越え適時二塁打
- 6 モンテル - 二塁適時内野安打
- 7 増田珠 - 遊ゴロ
6回表 巨人
- 【投手交代】吉村貢司郎 → 石原勇輝
- 【守備変更】増田珠 → 石原勇輝(投)
- 【守備変更】宮本丈(左)
- 【守備変更】西村瑠伊斗(左 → 右)
- 1 【代打】赤星優志 → 平山功太 - 空三振
- 2 浦田俊輔 - 見三振
- 3 佐々木俊輔 - 見三振
6回裏 ヤクルト
- 【投手交代】赤星優志 → 堀田賢慎
- 1 山田哲人 - 三ゴロ
- 2 古賀優大 - 右安
- 3 西村瑠伊斗 - 空三振
- 4 内山壮真 - 二飛
7回表 巨人
- 【投手交代】石原勇輝 → 阪口皓亮
- 【守備変更】山田哲人 → 阪口皓亮(投)
- 【守備変更】岩田幸宏(中)
- 【守備変更】モンテル(中 → 右)
- 【守備変更】宮本丈(左 → 一)
- 【守備変更】西村瑠伊斗(右 → 左)
- 1 ダルベック - 四球
- 2 大城卓三 - 見三振
- 3 松本剛 - 右飛
- 4 中山礼都 - 空三振
7回裏 ヤクルト
- 【投手交代】堀田賢慎 → 森田駿哉
- 1 赤羽由紘 - 二ゴロ
- 2 宮本丈 - 三ゴロ
- 3 長岡秀樹 - 空三振
8回表 巨人
- 【投手交代】阪口皓亮 → リランソ
- 1 泉口友汰 - 四球
- 2 増田陸 - 投犠打
- 3 【代打】森田駿哉 → 丸佳浩 - 四球
- 4 浦田俊輔 - 空三振
- 5 佐々木俊輔 - 左飛
8回裏 ヤクルト
- 【投手交代】森田駿哉 → 田中瑛斗
- 1 モンテル - 左中間二塁打
- 2 岩田幸宏 - 空三振
- 3 【代打】リランソ → サンタナ - 中安
- 【代走】サンタナ → 伊藤琉偉
- 4 古賀優大 - 遊ゴロ併殺打(6-3)
9回表 巨人
- 【投手交代】リランソ → 丸山翔大
- 1 ダルベック - 遊ゴロ
- 2 大城卓三 - 四球
- 【代走】大城卓三 → 小濱佑斗
- 3 松本剛 - 左安
- 4 中山礼都 - 左犠飛
- 5 泉口友汰 - 一ゴロ
9回裏 ヤクルト
- 【投手交代】田中瑛斗 → マルティネス
- 【守備変更】ダルベック → マルティネス(投)
- 【守備変更】小濱佑斗(三)
- 【守備変更】小林誠司(捕)
- 1 西村瑠伊斗 - 中安
- 2 内山壮真 - 空三振
- 3 赤羽由紘 - 空三振
- 4 宮本丈 - 中飛
本塁打
- 巨人:ダルベック(21号・1回・3ラン)
- ヤクルト:長岡秀樹(7号・1回・ソロ)、赤羽由紘(5号・2回・ソロ)
戦評
巨人は初回、ダルベック(巨人)の21号3ランで先制し、2回にも増田陸(巨人)と佐々木俊輔(巨人)の適時打で5-1とリードを広げた。ヤクルトに3回までに1点差へ迫られたが、4回に浦田俊輔(巨人)の適時三塁打と長岡秀樹(ヤクルト)の失策で2点を追加。5回には再び1点差とされたものの、6回以降は継投で得点を許さなかった。9回には中山礼都(巨人)の犠飛で貴重な追加点を奪い、最後はマルティネス(巨人)が締めて8-6で逃げ切った。巨人は9安打で8得点を挙げる一方、投手陣は16安打を浴びながら6失点にとどめた。この勝利で今季の対ヤクルト成績を10勝10敗の五分とした。
感想
勝った。勝ったのだから喜びたいし、6連戦の初戦をきっちり取れたことは何より大きい。ただ、試合を見終わって最初に浮かんだのは「よくこれで勝ったなぁ」だった。最近の巨人の先発起用を見ていると、どうにもダメだったときの理由を先に用意してから投げさせているように感じてしまう。山﨑伊織(巨人)のコンディション不良も、これまでの投球内容を考えれば「コンディション不良」という名前をつけた二軍行きにしか見えないし、その代役として則本昂大(巨人)が急きょ先発となれば、今度は「急だったから仕方ない」という逃げ道まで用意されているように聞こえてしまう。しかし、この日の則本昂大(巨人)は、そんな事情を考慮しても厳しかった。制球が定まらず、甘く入った球はことごとく打者にとって打ちやすい場所へ行く。3回途中までに6安打4失点。急な登板だからという一言だけで片付けていい内容にはとても見えなかった。そこから平内龍太(巨人)、赤星優志(巨人)、堀田賢慎(巨人)、森田駿哉(巨人)、田中瑛斗(巨人)、ライデル・マルティネス(巨人)まで、6連戦の初戦から実に7投手を投入する総力戦。しかも三者凡退に抑えたのは森田駿哉(巨人)だけで、それ以外の投手は全員安打を許している。チーム全体で16安打を浴びながら6失点で済んだのだから、よく耐えたと言うべきなのだろうが、見ている側としてはとにかくしんどかった。一方、打線は不思議なほど効率が良かった。初回、無死二、三塁でボビー・ダルベック(巨人)が初球を振り抜き、いきなり左翼スタンドへ21号3ラン。「おっ、これは復活の兆しか」と期待したのだが、その後は見逃し三振が二つに遊ゴロ。最初の一発だけを見ると素晴らしいが、残りの打席を見ると、さて本当に状態が上向いたのか、それともあれはちょっとした事故だったのかと首をかしげたくもなる。それでも9安打で8得点。増田陸(巨人)、佐々木俊輔(巨人)、浦田俊輔(巨人)がきっちり走者を返し、終盤には中山礼都(巨人)が犠飛で大きな1点を加えた。各打者が簡単に終わらず粘りを見せたことで、安打数以上に得点へつながったのは面白かったし、こういう攻撃なら見ていて退屈はしない。ただ、試合全体を振り返って「今日はこれが良かったから勝てた」と胸を張って言えるものが何なのかは、いまひとつ見えてこない。攻撃は効率的だった。継投も結果としては成功した。守り切った。それなのに、どうにも全体がうすぼんやりしている。それほど16安打を浴び続けた印象が強烈だったのだろう。それでも勝ちは勝ちだ。長い6連戦の入り口で、内容に山ほど注文を残しながらも白星を一つ確保できた。その事実だけは素直に喜んでおきたい。