読売ジャイアンツ 対 阪神タイガース
試合情報
| 項目 | 記録 |
|---|---|
| スコア | 巨人 1-4 阪神 |
| 試合時間 | 3時間16分 |
| 観客数 | 42,646人 |
| 勝ち投手 | 大竹耕太郎(阪神) |
| 負け投手 | 田中将大(巨人) |
| セーブ | 工藤泰成(阪神) |
| シリーズ対戦成績 | 巨人 7勝15敗 |
先発投手
- 巨人:田中将大
- 阪神:大竹耕太郎
バッテリー
- 巨人:田中将大、船迫大雅、赤星優志、泉圭輔、則本昂大 - 大城卓三
- 阪神:大竹耕太郎、ドリス、及川雅貴、木下里都、工藤泰成 - 坂本誠志郎
スターティングラインアップ
| 打順 | 阪神(後攻) | 守備 | 打順 | 巨人(先攻) | 守備 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 近本光司 | 中 | 1 | 浦田俊輔 | 二 |
| 2 | 中野拓夢 | 二 | 2 | 佐々木俊輔 | 中 |
| 3 | 森下翔太 | 右 | 3 | 松本剛 | 左 |
| 4 | 佐藤輝明 | 三 | 4 | ダルベック | 一 |
| 5 | 大山悠輔 | 一 | 5 | 大城卓三 | 捕 |
| 6 | 髙寺望夢 | 左 | 6 | 坂本勇人 | 三 |
| 7 | 坂本誠志郎 | 捕 | 7 | 泉口友汰 | 遊 |
| 8 | 元山飛優 | 遊 | 8 | 平山功太 | 右 |
| 9 | 大竹耕太郎 | 投 | 9 | 田中将大 | 投 |
試合経過詳細
1回表 巨人
- 1 浦田俊輔 - 見三振
- 2 佐々木俊輔 - 左安
- 3 松本剛 - 捕ゴロ
- 4 ダルベック - 右安
- 5 大城卓三 - 投ゴロ
1回裏 阪神
- 1 近本光司 - 左飛
- 2 中野拓夢 - 左邪飛
- 3 森下翔太 - 右越え二塁打
- 4 佐藤輝明 - 空三振
2回表 巨人
- 1 坂本勇人 - 三ゴロ
- 2 泉口友汰 - 投直
- 3 平山功太 - 右飛
2回裏 阪神
- 1 大山悠輔 - 三ゴロ
- 2 髙寺望夢 - 空三振
- 3 坂本誠志郎 - 四球
- 4 元山飛優 - 空三振
3回表 巨人
- 1 田中将大 - 空三振
- 2 浦田俊輔 - 二ゴロ
- 3 佐々木俊輔 - 一ゴロ
3回裏 阪神
- 1 大竹耕太郎 - 右安
- 2 近本光司 - 二ゴロ併殺打
- 3 中野拓夢 - 見三振
4回表 巨人
- 1 松本剛 - 遊ゴロ
- 2 ダルベック - 遊ゴロ
- 3 大城卓三 - 二ゴロ
4回裏 阪神
- 1 森下翔太 - 右飛
- 2 佐藤輝明 - 右翼線二塁打
- 3 大山悠輔 - 左飛
- 4 髙寺望夢 - 故意四球
- 5 坂本誠志郎 - 左前適時打
- 6 元山飛優 - 二塁適時内野安打
- 7 大竹耕太郎 - 空三振
5回表 巨人
- 1 坂本勇人 - 二飛
- 2 泉口友汰 - 一ゴロ
- 3 平山功太 - 中飛
5回裏 阪神
- 1 近本光司 - 右翼線二塁打
- 2 中野拓夢 - 二ゴロ
- 3 森下翔太 - 遊ゴロ
- 4 佐藤輝明 - 故意四球
- 5 大山悠輔 - 中前適時打
- 【投手交代】田中将大 → 船迫大雅
- 6 髙寺望夢 - 左飛
6回表 巨人
- 1 【代打】船迫大雅 → 石塚裕惺 - 投直
- 2 浦田俊輔 - 左安
- 3 佐々木俊輔 - 右飛
- 4 松本剛 - 二直
6回裏 阪神
- 【投手交代】船迫大雅 → 赤星優志
- 1 坂本誠志郎 - 中安
- 2 元山飛優 - 投犠打
- 3 【代打】大竹耕太郎 → 前川右京 - 一ゴロ
- 4 近本光司 - 二ゴロ
7回表 巨人
- 【投手交代】大竹耕太郎 → ドリス
- 1 ダルベック - 空三振
- 2 大城卓三 - 空三振
- 3 坂本勇人 - 中飛
7回裏 阪神
- 1 中野拓夢 - 投ゴロ
- 2 森下翔太 - 死球
- 【代走】森下翔太 → 福島圭音
- 3 佐藤輝明 - 中安
- 4 大山悠輔 - 二ゴロ野選①
- 【投手交代】赤星優志 → 泉圭輔
- 5 髙寺望夢 - 一ゴロ
- 一走髙寺望夢 - 二塁盗塁成功
- 6 坂本誠志郎 - 一飛
8回表 巨人
- 【投手交代】ドリス → 及川雅貴
- 1 泉口友汰 - 二ゴロ失策(中野)
- 2 平山功太 - 二飛
- 二走泉口友汰 - 暴投で三進
- 3 【代打】泉圭輔 → 増田陸 - 左飛
- 4 浦田俊輔 - 二塁適時内野安打
- 5 佐々木俊輔 - 四球
- 【投手交代】及川雅貴 → 木下里都
- 6 松本剛 - 右飛
8回裏 阪神
- 【投手交代】泉圭輔 → 則本昂大
- 【守備変更】増田陸(打 → 二)
- 1 元山飛優 - 中飛
- 2 【代打】木下里都 → 糸原健斗 - 一ゴロ
- 3 近本光司 - 四球
- 4 中野拓夢 - 左中間二塁打
- 5 福島圭音 - 左飛
本塁打
- 巨人:なし
- 阪神:なし
戦評
巨人は初回に佐々木俊輔(巨人)とダルベック(巨人)の安打で一、三塁の好機をつくったが、無得点に終わると、その後は大竹耕太郎(阪神)の前に打線が沈黙した。先発の田中将大(巨人)は3回まで無失点で粘ったものの、4回に坂本誠志郎(阪神)、元山飛優(阪神)の連続適時打で2点を失い、5回にも大山悠輔(阪神)の適時打で追加点を許して4回2/3を3失点で降板した。7回には赤星優志(巨人)が死球からピンチを広げて4点目を失い、打線は8回に浦田俊輔(巨人)の適時内野安打で1点を返すのが精いっぱい。4安打1得点で首位攻防戦を連敗し、巨人の自力優勝が消滅、阪神には優勝マジック23が点灯した。この3連戦は巨人の0勝2敗となり、今季の対阪神成績は7勝15敗となった。
感想
田中将大(巨人)は立ち上がりこそ、ひとつひとつのコースを確かめるように、本当に丁寧に丁寧に投げていた。3回まで毎回走者を出しながら無失点に踏ん張ったところには、さすがだと思わせるものもあった。ただ、結局は四球で走者を出し、警戒し過ぎるような投球から苦しくなっていく。4回、5回と得点圏に走者を背負えば阪神打線はきっちり返してくるわけで、4回2/3で3失点。この大事な試合を任された先発としては、やはり物足りないと言わざるを得ない。そして赤星優志(巨人)も同じだ。6回は何とか無失点で切り抜けたものの、7回に森下翔太(阪神)へ死球を与えてから、佐藤輝明(阪神)に安打を許し、大山悠輔(阪神)の野選で追加点。死球ひとつをきっかけにマウンドが一気に慌ただしくなるようでは、首位を追いかけるチームの勝負どころを任せるにはあまりにも心もとない。まぁ、現状はそのレベルの投手を使わざるを得ないということなのだろう。そして、とうとう中継ぎに回った則本昂大(巨人)。FA加入後初のリリーフ登板で、2アウトまでは取ったものの、そこから近本光司(阪神)に四球、中野拓夢(阪神)に左中間への二塁打。無失点で終わったから良かった、ではないんだよなぁ。3点を追う終盤、流れをこちらへ引き寄せるために出てきた投手が、最後までヒヤヒヤさせてどうするんだ、という話である。それ以上に腹が立つのは、やはり打撃陣だ。初回に佐々木俊輔(巨人)、ダルベック(巨人)の安打で一、三塁までつくりながら無得点。そこから大竹耕太郎(阪神)に完全に試合を支配されても、ベンチから何か仕掛けているような気配がまるで見えてこない。狙い球を変えるのか、球数を投げさせるのか、足を使うのか、何かひとつでも「この投手を攻略しよう」という意思を見せてほしいのに、それすら感じられないまま凡打だけが積み上がっていく。ファンは一体、何を見せられているのだろうか。8回も相手の失策と暴投でもらった好機から、浦田俊輔(巨人)の適時内野安打でようやく1点。そこで佐々木俊輔(巨人)が四球を選んで一、二塁までいったのだから、普通なら「さあ、ここから」となる場面だ。それが松本剛(巨人)の右飛であっさり終了。もはや1点取れただけでも良かったと思えてしまうほど、攻撃の水準が低くなっているのが悲しい。終わってみれば、こちらから見れば「プロ野球対草野球」と言いたくなるほど、阪神タイガースとの野球の質の差が歴然としていた。相手は走者を出せば進め、チャンスになれば返し、こちらが隙を見せれば確実に得点する。巨人は走者を出しても何も起こらず、投手は四死球から苦しくなり、ベンチから打開策も見えてこない。そして、この直接対決で連敗して自力優勝が消滅し、目の前で阪神タイガースに優勝マジック23を点灯させた。まだ数字の上ではシーズンが終わったわけではない。それでも、この内容を見せられたファンに「まだ諦めるな」と言う方が酷だろう。少なくとも今日は、「これでシーズン終了でしょう。お疲れ」と言いたくなるくらい、腹立たしく、そして何より面白くない試合だった。