読売ジャイアンツ 対 中日ドラゴンズ

読売ジャイアンツ 対 中日ドラゴンズ

巨人5-3中日
会場:
東京ドーム
観客数:
42,347人
勝利投手:
田中瑛斗(巨人)
敗戦投手:
吉田聖弥(中日)
セーブ:
マルティネス(巨人)
本塁打:
ダルベック(24号・3回・2ラン)

試合情報

項目記録
スコア巨人 5-3 中日
試合時間3時間2分
観客数42,347人
勝ち投手田中瑛斗(巨人)
負け投手吉田聖弥(中日)
セーブマルティネス(巨人)
シリーズ対戦成績巨人 13勝10敗

スコアボード

123456789101112
010200000---370
01200002x---590

先発投手

  • 巨人:井上温大
  • 中日:金丸夢斗

バッテリー

  • 巨人:井上温大、堀田賢慎、田中瑛斗、マルティネス - 大城卓三
  • 中日:金丸夢斗、齋藤綱記、吉田聖弥、森博人 - 石伊雄太

スターティングラインアップ

打順中日(先攻)守備打順巨人(後攻)守備
1福永裕基1浦田俊輔
2村松開人2キャベッジ
3細川成也3ダルベック
4サノー4大城卓三
5石川昂弥5坂本勇人
6花田侑樹6泉口友汰
7福元悠真7松本剛
8石伊雄太8佐々木俊輔
9金丸夢斗9井上温大

試合経過詳細

1回表 中日

  • 1 福永裕基 - 空三振
  • 2 村松開人 - 見三振
  • 3 細川成也 - 見三振

1回裏 巨人

  • 1 浦田俊輔 - 遊ゴロ
  • 2 キャベッジ - 遊ゴロ
  • 3 ダルベック - 空三振

2回表 中日

  • 4 サノー - 空三振
  • 5 石川昂弥 - 二ゴロ
  • 6 花田侑樹 - 中二塁打
  • 7 福元悠真 - 中前適時打
  • 8 石伊雄太 - 見三振

2回裏 巨人

  • 4 大城卓三 - 遊ゴロ
  • 5 坂本勇人 - 中二塁打
  • 6 泉口友汰 - 右前安打
  • 7 松本剛 - 中前適時打
  • 8 佐々木俊輔 - 三飛
  • 9 井上温大 - 空三振

3回表 中日

  • 9 金丸夢斗 - 見三振
  • 1 福永裕基 - 中飛
  • 2 村松開人 - 左飛

3回裏 巨人

  • 1 浦田俊輔 - 遊ゴロ
  • 2 キャベッジ - 右翼線二塁打
  • 3 ダルベック - 左越え2ラン本塁打
  • 4 大城卓三 - 二飛
  • 5 坂本勇人 - 三ゴロ

4回表 中日

  • 3 細川成也 - 遊安
  • 4 サノー - 左前安打
  • 5 石川昂弥 - 遊安
  • 6 花田侑樹 - 見三振
  • 7 福元悠真 - 空三振
  • 8 石伊雄太 - 左中間2点適時二塁打
  • 9 金丸夢斗 - 三ゴロ

4回裏 巨人

  • 6 泉口友汰 - 二ゴロ
  • 7 松本剛 - 四球
  • 8 佐々木俊輔 - 右飛
  • 9 井上温大 - 遊飛

5回表 中日

  • 1 福永裕基 - 空三振
  • 2 村松開人 - 一ゴロ
  • 3 細川成也 - 右飛

5回裏 巨人

  • 1 浦田俊輔 - 遊ゴロ
  • 2 キャベッジ - 空三振
  • 3 ダルベック - 二ゴロ

6回表 中日

  • 4 サノー - 一ゴロ
  • 5 石川昂弥 - 二飛
  • 6 花田侑樹 - 右飛

6回裏 巨人

  • 4 大城卓三 - 右前安打
  • 5 坂本勇人 - 四球
  • 6 泉口友汰 - 3-6-3併殺
  • 7 松本剛 - 遊ゴロ

7回表 中日

  • 7 福元悠真 - 遊安
  • 【代走】福元悠真 → 岡林勇希
  • 8 石伊雄太 - 投犠打
  • 【投手交代】井上温大 → 堀田賢慎
  • 9 【代打】金丸夢斗 → 阿部寿樹 - 遊飛
  • 1 福永裕基 - 遊ゴロ

7回裏 巨人

  • 【投手交代】金丸夢斗 → 齋藤綱記
  • 【守備変更】花田侑樹(中 → 右)
  • 【守備変更】岡林勇希(中)
  • 8 佐々木俊輔 - 一邪飛
  • 9 【代打】井上温大 → 中山礼都 - 二飛
  • 1 浦田俊輔 - 四球
  • 2 キャベッジ - 空三振

8回表 中日

  • 【投手交代】堀田賢慎 → 田中瑛斗
  • 2 村松開人 - 中飛
  • 3 細川成也 - 見三振
  • 4 サノー - 二飛

8回裏 巨人

  • 【投手交代】齋藤綱記 → 吉田聖弥
  • 3 ダルベック - 左翼線二塁打
  • 【代走】ダルベック → 門脇誠
  • 4 大城卓三 - 二ゴロ
  • 5 坂本勇人 - 四球
  • 【代走】坂本勇人 → 増田陸
  • 6 泉口友汰 - 右前適時打
  • 【投手交代】吉田聖弥 → 森博人
  • 7 松本剛 - 左前安打
  • 8 佐々木俊輔 - 遊ゴロ
  • 9 【代打】田中瑛斗 → 丸佳浩 - 左飛

9回表 中日

  • 【投手交代】田中瑛斗 → マルティネス
  • 【守備変更】門脇誠(三)
  • 【守備変更】増田陸(一)
  • 5 石川昂弥 - 二ゴロ
  • 6 花田侑樹 - 三ゴロ
  • 7 岡林勇希 - 二ゴロ

9回裏 巨人

  • 試合終了(攻撃なし)

本塁打

  • 巨人:ダルベック(24号・3回・2ラン)
  • 中日:なし

戦評

巨人は1点を追う2回、松本剛(巨人)の適時打で同点に追いつくと、3回にはダルベック(巨人)の2試合連続となる24号2ランで勝ち越した。 先発の井上温大(巨人)は4回に3連打から満塁のピンチを招き、石伊雄太(中日)の2点適時二塁打で同点とされたものの、その後は立て直し、6回1/3を7安打9奪三振3失点にまとめた。 3-3の8回、ダルベック(巨人)の二塁打と大城卓三(巨人)の進塁打などで好機を作り、泉口友汰(巨人)の適時打で勝ち越すと、佐々木俊輔(巨人)の遊ゴロの間にも1点を追加した。 9回はマルティネス(巨人)がわずか5球で三者凡退に封じ、NPB史上6人目となる通算250セーブを達成。巨人はこのカードを2勝1敗で勝ち越し、今季の対中日成績を13勝10敗とした。

感想

何といっても最後はライデル・マルティネス(巨人)だろう。通算250セーブ、本当におめでとう。しかも節目の登板で見せたのが、圧倒的な球威を前面に出したわずか5球の三者凡退。石川昂弥(中日)、花田侑樹(中日)、岡林勇希(中日)をあっという間に片付けてしまった。これだけの投球を見せられると、250という数字さえまだ途中経過に思えてくる。試合後のヒーローインタビューも良かった。古巣・中日への思いもにじむ中で、改めて本当にナイスガイだと感じさせてくれる節目の夜だった。

先発の井上温大(巨人)は、立ち上がりが良すぎたくらいだった。初回はいきなり三者連続三振。これは今日は凄いぞ、と思わせる入りだったが、走者を背負ってからは少し慎重になりすぎたようにも見えた。特に4回は細川成也(中日)、サノー(中日)、石川昂弥(中日)に3連打を許して無死満塁。そこから二者連続三振まで持っていきながら、石伊雄太(中日)に同点の2点適時二塁打を許したのは惜しかった。それでも、その後は5回、6回を三者凡退。6回1/3、109球、7安打3失点、9奪三振なら、急な崩れ方をせず試合をしっかり作ったと言っていいだろう。

そしてボビー・ダルベック(巨人)である。前日に続いて2試合連続の一発。3回、トレイ・キャベッジ(巨人)が二塁打で出た直後、外角の決して簡単には見えない球をしっかり呼び込み、左翼スタンドまで運んだ。あの打ち方を見ると「完全に復調したか」と期待したくなる。さらに8回にも先頭で二塁打を放ち、決勝点のお膳立て。トレイ・キャベッジ(巨人)もこのところ打席でボールがよく見えているように映るし、この2人がシーズン終盤のこのタイミングで上向いてくれるのであれば、打線にとってこれほどありがたいことはない。

一方で、7回の攻撃は少々いただけなかった。佐々木俊輔(巨人)が初球を一邪飛、続く代打・中山礼都(巨人)も初球を二飛。競った終盤、しかも同点という状況で、あまりにも簡単に二つのアウトを渡してしまった。積極性そのものを否定するつもりはないが、相手投手を助けるような攻撃になってしまっては意味がない。こういうところは勝った試合だからこそ、きっちり振り返ってほしい。

だからこそ、8回の大城卓三(巨人)の二ゴロには大いに盛り上がった。先頭のボビー・ダルベック(巨人)が二塁打で出た無死二塁。大城卓三(巨人)の打席からは「何が何でも右方向へ転がして走者を三塁へ」という意識がはっきり見えた。そして実際に二ゴロで門脇誠(巨人)を三塁へ進める。記録だけを見ればただの二ゴロだが、こういう一打こそ終盤の接戦では実に大きい。その後、坂本勇人(巨人)が四球を選び、泉口友汰(巨人)が勝ち越しの右前適時打。さらに佐々木俊輔(巨人)の遊ゴロでも1点をもぎ取った。「何としてでも勝つ」という意思が一つひとつのプレーから伝わってくる攻撃だった。

最後はライデル・マルティネス(巨人)の250セーブに全部持っていかれたような試合ではあった。それでいい。あれだけ見事な節目なのだから、主役になって当然だ。ただ、この試合で何よりうれしかったのは、選手たちから勝ちたいという気持ちが見えたことだった。ホームランで華やかに点を取るだけではなく、進塁打を打ち、四球を選び、内野ゴロでも1点を奪う。そういう野球は見ていて本当に面白い。技術や数字だけではなく、気持ちがプレーとして伝わってくる試合は、やっぱり熱くなる。首位・阪神との差も1.5ゲーム。シーズン終盤、本当に面白くなってきた。