読売ジャイアンツ 対 広島東洋カープ
試合情報
| 項目 | 記録 |
|---|---|
| スコア | 巨人 3-1 広島 |
| 試合時間 | 2時間12分 |
| 観客数 | 42,400人 |
| 勝ち投手 | 戸郷翔征(巨人) |
| 負け投手 | 玉村昇悟(広島) |
| セーブ | マルティネス(巨人) |
| シリーズ対戦成績 | 巨人 16勝9敗 |
先発投手
- 巨人:戸郷翔征
- 広島:玉村昇悟
バッテリー
- 巨人:戸郷翔征、マルティネス - 大城卓三
- 広島:玉村昇悟、森翔平、佐藤柳之介 - 石原貴規
スターティングラインアップ
| 打順 | 広島(先攻) | 守備 | 打順 | 巨人(後攻) | 守備 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 中村奨成 | 中 | 1 | 松本剛 | 中 |
| 2 | 勝田成 | 遊 | 2 | 泉口友汰 | 遊 |
| 3 | 菊池涼介 | 二 | 3 | 丸佳浩 | 左 |
| 4 | 坂倉将吾 | 三 | 4 | ダルベック | 一 |
| 5 | 秋山翔吾 | 左 | 5 | 大城卓三 | 捕 |
| 6 | 佐藤啓介 | 一 | 6 | 吉川尚輝 | 二 |
| 7 | 末包昇大 | 右 | 7 | リチャード | 三 |
| 8 | 石原貴規 | 捕 | 8 | 平山功太 | 右 |
| 9 | 玉村昇悟 | 投 | 9 | 戸郷翔征 | 投 |
試合経過詳細
1回表 広島
- 1 中村奨成 - 左飛
- 2 勝田成 - 遊飛
- 3 菊池涼介 - 空三振
1回裏 巨人
- 1 松本剛 - 遊ゴロ
- 2 泉口友汰 - 右飛
- 3 丸佳浩 - 右翼越え二塁打
- 4 ダルベック - 遊ゴロ
2回表 広島
- 4 坂倉将吾 - 空三振
- 5 秋山翔吾 - 一ゴロ
- 6 佐藤啓介 - 空三振
2回裏 巨人
- 5 大城卓三 - 見三振
- 6 吉川尚輝 - 左飛
- 7 リチャード - 中飛
3回表 広島
- 7 末包昇大 - 右飛
- 8 石原貴規 - 空三振
- 9 玉村昇悟 - 見三振
3回裏 巨人
- 8 平山功太 - 右翼線二塁打
- 9 戸郷翔征 - 投犠打
- 1 松本剛 - 遊ゴロ(三走平山功太は本塁走塁死、打者三塁へ)
- 2 泉口友汰 - 四球
- 3 丸佳浩 - 遊ゴロ
4回表 広島
- 1 中村奨成 - 右飛
- 2 勝田成 - 三ゴロ
- 3 菊池涼介 - 遊ゴロ
4回裏 巨人
- 4 ダルベック - 二ゴロ
- 5 大城卓三 - 二ゴロ
- 6 吉川尚輝 - 中安
- 7 リチャード - 中越え2ラン本塁打
- 8 平山功太 - 左中間二塁打
- 9 戸郷翔征 - 中前適時打、二塁走者平山功太が生還
- 1 松本剛 - 左飛
5回表 広島
- 4 坂倉将吾 - 中飛
- 5 秋山翔吾 - 二ゴロ
- 6 佐藤啓介 - 投ゴロ
5回裏 巨人
- 2 泉口友汰 - 一飛
- 3 丸佳浩 - 一ゴロ
- 4 ダルベック - 遊ゴロ
6回表 広島
- 【守備変更】ダルベック → 増田陸(一)
- 7 末包昇大 - 空三振
- 8 石原貴規 - 右安
- 9 【代打】玉村昇悟 → ファビアン - 中飛
- 1 中村奨成 - 二ゴロ
6回裏 巨人
- 【投手交代】玉村昇悟 → 森翔平
- 5 大城卓三 - 見三振
- 6 吉川尚輝 - 右飛
- 7 リチャード - 見三振
8回表 広島
- 5 秋山翔吾 - 一ゴロ
- 6 佐藤啓介 - 左飛
- 7 末包昇大 - 中飛
8回裏 巨人
- 【投手交代】森翔平 → 佐藤柳之介
- 2 泉口友汰 - 空三振
- 3 丸佳浩 - 中飛
- 4 増田陸 - 左飛
9回表 広島
- 【守備変更】丸佳浩 → 佐々木俊輔(中)
- 【守備変更】松本剛(中 → 左)
- 8 石原貴規 - 三ゴロ
- 9 【代打】佐藤柳之介 → 佐々木泰 - 見三振
- 1 中村奨成 - 左越えソロ本塁打
- 2 【代打】勝田成 → モンテロ - 四球
- 【代走】モンテロ → 二俣翔一
- 【投手交代】戸郷翔征 → マルティネス
- 3 菊池涼介 - 四球
- 【代走】菊池涼介 → 辰見鴻之介
- 4 坂倉将吾 - 二ゴロ
9回裏 巨人
- 試合終了(攻撃なし)
本塁打
- 巨人:リチャード(2号・4回・2ラン)
- 広島:中村奨成(3号・9回・ソロ)
戦評
戸郷翔征(巨人)が序盤から広島打線を圧倒し、5回まで一人の走者も許さない投球で試合の主導権を握った。 打線は4回、吉川尚輝(巨人)の安打からリチャード(巨人)が2号2ランを放って先制し、さらに平山功太(巨人)の二塁打から戸郷翔征(巨人)自身の適時打で3点目を奪った。 戸郷翔征(巨人)は9回二死から中村奨成(広島東洋カープ)にソロ本塁打を浴び、続くモンテロ(広島東洋カープ)への四球で降板したものの、8回2/3を2安打1失点、8奪三振の好投。最後はマルティネス(巨人)が締めて3-1で勝利した。 巨人は広島との今季最終戦を白星で飾り、シーズンの対戦成績を16勝9敗とした。
感想
やっぱり戸郷翔征(巨人)なんだよなぁ――と、うれしい勝利のあとにも、どうしてもそんな一言が残ってしまう。5回までパーフェクト、8回を終えてわずか1安打。球威もあり、ストレートで押し込めていて、これなら最後まで行けるんじゃないかと思わせるほどの投球だった。それだけに、9回二死から中村奨成(広島東洋カープ)に浴びた一発が何とも戸郷翔征(巨人)らしい。首を振って選んだストレートが高めに浮き、そのままスタンドへ。さらにモンテロ(広島東洋カープ)へ四球を与えて降板となった。もちろん、8回2/3を2安打1失点で勝利投手なのだから、試合を作ったどころか文句なしの好投である。それでも「エース」という肩書きを背負う投手には、最後の最後まで締め切ってほしいと思ってしまう。こちらが戸郷翔征(巨人)に求めているものが高すぎるのかもしれないが、だからこそ簡単に「エース」と呼ぶのはやめた方がいいんじゃないか、と今日も少し考えてしまった。一方で、リチャード(巨人)の一発はもう、何かがバグっているとしか思えない。打った瞬間の低い弾道を見て、せいぜいフェンス際まで飛ぶかな、くらいに思っていた打球が、その勢いのままバックスクリーン右へ突き刺さった。当たった時のパワーはやっぱり桁違い。打球速度181キロという数字を見れば納得ではあるのだが、それにしてもあの弾道で入るのか、と笑ってしまうほどの一発だった。0-0の重い展開で飛び出しただけに、本当に大きなホームランだった。そして、その直後に戸郷翔征(巨人)が自らセンター前へ適時打。投打で大活躍、と気持ちよく言ってしまいたいところなのだが、やっぱり最後の詰めの甘さが引っかかるのだから、ファンというのも欲深いものである。クライマックスシリーズに向けて役者は少しずつ揃ってきたようにも見える。戸郷翔征(巨人)がこれだけの投球をし、リチャード(巨人)の長打力も戦力として計算できるなら心強い。ただし、この日も得点は4回の3点だけ。6安打3得点で、それ以降は追加点を奪えなかったところには、まだ不安が残る。それでも今は勝つことが何より大事な時期だ。最後に少しヒヤヒヤさせられたとはいえ、しっかり勝ち切った。それでいい。いやぁ、勝ちは勝ち。本当によかった。