読売ジャイアンツ 対 東京ヤクルトスワローズ
試合情報
| 項目 | 記録 |
|---|---|
| スコア | 巨人 1-5 ヤクルト |
| 試合時間 | 3時間5分 |
| 観客数 | 29,328人 |
| 勝ち投手 | 星知弥(ヤクルト) |
| 負け投手 | 森田駿哉(巨人) |
| セーブ | ― |
| シリーズ対戦成績 | 巨人 14勝11敗 |
先発投手
- 巨人:山﨑伊織
- ヤクルト:山野太一
バッテリー
- 巨人:山﨑伊織、船迫大雅、堀田賢慎、中川皓太、森田駿哉、平内龍太、則本昂大 - 大城卓三
- ヤクルト:山野太一、星知弥、ウォルターズ - 鈴木叶
スターティングラインアップ
| 打順 | ヤクルト(後攻) | 守備 | 打順 | 巨人(先攻) | 守備 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 長岡秀樹 | 遊 | 1 | 平山功太 | 右 |
| 2 | 岩田幸宏 | 中 | 2 | 松本剛 | 中 |
| 3 | 増田珠 | 右 | 3 | 泉口友汰 | 遊 |
| 4 | 山田哲人 | 一 | 4 | 大城卓三 | 捕 |
| 5 | 西村瑠伊斗 | 左 | 5 | リチャード | 三 |
| 6 | 田中陽翔 | 二 | 6 | 吉川尚輝 | 二 |
| 7 | 松下歩叶 | 三 | 7 | 増田陸 | 一 |
| 8 | 鈴木叶 | 捕 | 8 | 笹原操希 | 左 |
| 9 | 山野太一 | 投 | 9 | 山﨑伊織 | 投 |
試合経過詳細
1回表 巨人
- 1 平山功太 - 空三振
- 2 松本剛 - 遊ゴロ失
- 3 泉口友汰 - 三ゴロ(一走松本剛はアウト、打者一塁へ)
- 4 大城卓三 - 打席中、一走泉口友汰が二塁盗塁失敗
1回裏 ヤクルト
- 1 長岡秀樹 - 遊ゴロ
- 2 岩田幸宏 - 投ゴロ
- 3 増田珠 - 二飛
2回表 巨人
- 4 大城卓三 - 投ゴロ
- 5 リチャード - 左越えソロ本塁打
- 6 吉川尚輝 - 左飛
- 7 増田陸 - 三ゴロ
2回裏 ヤクルト
- 4 山田哲人 - 左飛
- 5 西村瑠伊斗 - 中安
- 6 田中陽翔 - 遊ゴロ
- 7 松下歩叶 - 遊ゴロ
3回表 巨人
- 8 笹原操希 - 二ゴロ
- 9 山﨑伊織 - 見三振
- 1 平山功太 - 空三振
3回裏 ヤクルト
- 8 鈴木叶 - 遊安
- 9 山野太一 - 遊安
- 1 長岡秀樹 - 空三振
- 2 岩田幸宏 - 右飛
- 3 増田珠 - 中前適時打
- 4 山田哲人 - 空三振
4回表 巨人
- 2 松本剛 - 遊ゴロ
- 3 泉口友汰 - 遊ゴロ
- 4 大城卓三 - 空三振
4回裏 ヤクルト
- 5 西村瑠伊斗 - 空三振
- 6 田中陽翔 - 見三振
- 7 松下歩叶 - 左越え二塁打
- 8 鈴木叶 - 一邪飛
5回表 巨人
- 5 リチャード - 空三振
- 6 吉川尚輝 - 左飛
- 7 増田陸 - 空三振
5回裏 ヤクルト
- 【投手交代】山﨑伊織 → 船迫大雅
- 9 山野太一 - 左安
- 1 長岡秀樹 - セカンドゴロ併殺打
- 2 岩田幸宏 - 二ゴロ
6回表 巨人
- 8 笹原操希 - 見三振
- 9 【代打】船迫大雅 → 石塚裕惺 - 右飛
- 1 平山功太 - 遊ゴロ
6回裏 ヤクルト
- 【投手交代】船迫大雅 → 堀田賢慎
- 3 増田珠 - 遊ゴロ
- 4 山田哲人 - 三ゴロ
- 5 西村瑠伊斗 - 空三振
7回表 巨人
- 2 松本剛 - 二ゴロ
- 3 泉口友汰 - 四球
- 4 大城卓三 - 三邪飛
- 5 リチャード - 遊直
7回裏 ヤクルト
- 【投手交代】堀田賢慎 → 中川皓太
- 6 田中陽翔 - 右前安
- 【代走】田中陽翔 → 並木秀尊
- 一走並木秀尊 - 二盗成功
- 7 松下歩叶 - 空三振
- 8 鈴木叶 - 三ゴロ
- 9 【代打】山野太一 → 内山壮真 - 空三振
8回表 巨人
- 【投手交代】山野太一 → 星知弥
- 【守備変更】内山壮真(二)
- 6 吉川尚輝 - 左前安
- 7 増田陸 - 一犠打
- 8 【代打】笹原操希 → 丸佳浩 - 故意四球
- 9 【代打】中川皓太 → 佐々木俊輔 - 一ゴロ
- 1 平山功太 - 四球
- 2 松本剛 - 遊飛
8回裏 ヤクルト
- 【投手交代】中川皓太 → 森田駿哉
- 【守備変更】松本剛(中 → 左)
- 【守備変更】佐々木俊輔(中)
- 1 長岡秀樹 - 一安
- 2 岩田幸宏 - 捕前犠打野選
- 3 増田珠 - 空三振
- 4 山田哲人 - 左中間2点適時二塁打
- 【代走】山田哲人 → 赤羽由紘
- 【投手交代】森田駿哉 → 平内龍太
- 5 西村瑠伊斗 - 中前適時打
- 6 【代打】星知弥 → 澤井廉 - 右前安
- 7 松下歩叶 - 左前安
- 8 鈴木叶 - 左前適時打
- 【投手交代】平内龍太 → 則本昂大
- 9 内山壮真 - 遊飛
- 1 長岡秀樹 - 空三振
9回表 巨人
- 【投手交代】星知弥 → ウォルターズ
- 【守備変更】赤羽由紘(代走 → 一)
- 【守備変更】増田珠 → 丸山和郁(右)
- 3 泉口友汰 - 中飛
- 4 大城卓三 - 空三振
- 5 リチャード - 右飛
9回裏 ヤクルト
- 試合終了(攻撃なし)
本塁打
- 巨人:リチャード(3号・2回・ソロ)
- ヤクルト:なし
戦評
巨人は2回、リチャード(巨人)の3号ソロで先制したが、3回に山﨑伊織(巨人)が増田珠(ヤクルト)の適時打を浴びて同点とされた。 山﨑伊織(巨人)は4回5安打1失点で降板し、その後は救援陣が7回まで無失点でつないだものの、打線はヤクルト先発・山野太一(ヤクルト)の前に7回までわずか1安打。8回表には2死満塁まで攻めたが、松本剛(巨人)が遊飛に倒れて勝ち越せなかった。 直後の8回裏、森田駿哉(巨人)が山田哲人(ヤクルト)に2点適時二塁打を浴びて勝ち越しを許すと、代わった平内龍太(巨人)も4連打を浴びるなど流れを止められず、この回一挙4失点。打線は結局2安打1得点に封じられ、1-5で敗れた。 この敗戦で首位阪神とのゲーム差は2.5に広がり、阪神の優勝マジックは「1」。今季の対ヤクルト戦は巨人の14勝11敗で終了した。
感想
気分としては、もう「シーズン終了のお知らせ」である。ただただ怒りしか残らない。前日の阪神戦ではルーキーの竹丸和幸(巨人)が長いイニングを背負い、チームのために必死に腕を振った。その姿を見た直後だけに、山﨑伊織(巨人)のこの日の投球には余計に腹が立つ。数字だけを見れば4回5安打1失点で、「復帰登板として試合は作った」と言えるのかもしれない。しかし、こちらが見ているのは数字だけではない。ピンチを招きながら投げる姿、マウンド上で見せるあのふてぶてしい態度まで含めて野球を見ている。大事な一戦で先発を任された投手から、何としてでも勝つという迫力が伝わってこないのはどうなのか。個人的には見ていて虫唾が走るほどだった。そして、勝負を決定づけた8回は、ある意味で予想通りの光景だった。森田駿哉(巨人)についてはこれまでも何度も書いてきたが、シーズンを通して残してきた数字ほど安心して任せられる投手には見えていなかった。それがよりによって、この絶対に落とせない場面で噴き出した。長岡秀樹(ヤクルト)に内野安打、岩田幸宏(ヤクルト)の犠打を野選にし、山田哲人(ヤクルト)には勝ち越しの2点二塁打。森田駿哉(巨人)がマウンドに上がった時点で嫌な予感しかなかったが、その予感をこれほど見事になぞらなくてもいいだろう。そして火消しに送られたのが平内龍太(巨人)。申し訳ないが、こちらとしては「火に油を注ぐだけでは」としか思えなかった。その不安もまた的中し、西村瑠伊斗(ヤクルト)、澤井廉(ヤクルト)、松下歩叶(ヤクルト)、鈴木叶(ヤクルト)と4連打。勝負どころで起用する投手の選択として、本当にこれが最善だったのかという疑問は強く残る。打線も壊滅状態と言っていい。9イニング戦ってわずか2安打、得点はリチャード(巨人)のソロ本塁打による1点だけ。8回には2死満塁までつくったものの、結局あと一本は出ない。打席に立つ選手から覇気や執念が伝わってこず、相手投手を何とか攻略しようという圧力も感じられない。これでは「負けるべくして負けた」としか言いようがない。もちろん数学的にはこの日の時点で優勝の可能性が完全に消えたわけではない。それでも、一年間追い続けてきたファンの感情としては、もう終戦を突きつけられたような一敗だった。今は明日の奇跡を期待する気持ちよりも、来シーズンに向けて首脳陣やコーチ陣がどう変わり、このどうしようもなく重いチームをどう立て直すのか――そんなことしか考えられない。