読売ジャイアンツ 対 横浜DeNAベイスターズ
試合情報
| 項目 | 記録 |
|---|---|
| スコア | 巨人 1-2 DeNA |
| 試合時間 | 2時間37分 |
| 観客数 | 42,232人 |
| 勝ち投手 | 浜地真澄(DeNA) |
| 負け投手 | マルティネス(巨人) |
| セーブ | レイノルズ(DeNA) |
| シリーズ対戦成績 | 巨人 0勝1敗 |
先発投手
- 巨人:井上温大
- DeNA:東克樹
バッテリー
- 巨人:井上温大、マルティネス - 大城卓三
- DeNA:東克樹、浜地真澄、レイノルズ - 古市尊
スターティングラインアップ
| 打順 | DeNA(先攻) | 守備 | 打順 | 巨人(後攻) | 守備 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 度会隆輝 | 左 | 1 | 吉川尚輝 | 二 |
| 2 | 牧秀悟 | 二 | 2 | 松本剛 | 中 |
| 3 | 筒香嘉智 | 一 | 3 | 泉口友汰 | 遊 |
| 4 | エンカーナシオン | 右 | 4 | ダルベック | 一 |
| 5 | 宮﨑敏郎 | 三 | 5 | 大城卓三 | 捕 |
| 6 | 古市尊 | 捕 | 6 | 丸佳浩 | 左 |
| 7 | 成瀬脩人 | 遊 | 7 | リチャード | 三 |
| 8 | 蝦名達夫 | 中 | 8 | 平山功太 | 右 |
| 9 | 東克樹 | 投 | 9 | 井上温大 | 投 |
試合経過詳細
1回表 DeNA
- 1 度会隆輝 - 見三振
- 2 牧秀悟 - 左越えソロ本塁打
- 3 筒香嘉智 - 空三振
- 4 エンカーナシオン - 遊ゴロ
1回裏 巨人
- 1 吉川尚輝 - 左翼線二塁打
- 2 松本剛 - 投犠打
- 3 泉口友汰 - 一ゴロ(三走吉川尚輝生還)
- 4 ダルベック - 二ゴロ
2回表 DeNA
- 5 宮﨑敏郎 - 中安(けん制死)
- 6 古市尊 - 空三振
- 7 成瀬脩人 - 遊直
2回裏 巨人
- 5 大城卓三 - 右飛
- 6 丸佳浩 - 二ゴロ
- 7 リチャード - 中飛
3回表 DeNA
- 8 蝦名達夫 - 中飛
- 9 東克樹 - 空三振
- 1 度会隆輝 - 二ゴロ
3回裏 巨人
- 8 平山功太 - 遊撃内野安打
- 9 井上温大 - 投犠打
- 1 吉川尚輝 - 遊直
- 2 松本剛 - 遊ゴロ
4回表 DeNA
- 2 牧秀悟 - 空三振
- 3 筒香嘉智 - 空三振
- 4 エンカーナシオン - 見三振
4回裏 巨人
- 3 泉口友汰 - 中安
- 4 ダルベック - 右飛
- 5 大城卓三 - 空三振
- 6 丸佳浩 - 中飛
5回表 DeNA
- 5 宮﨑敏郎 - 左安
- 6 古市尊 - 投飛
- 7 成瀬脩人 - 右飛
- 8 蝦名達夫 - 見三振
5回裏 巨人
- 7 リチャード - 二飛
- 8 平山功太 - 右飛
- 9 井上温大 - 見三振
6回表 DeNA
- 9 東克樹 - 遊ゴロ
- 1 度会隆輝 - 遊ゴロ
- 2 牧秀悟 - 空三振
6回裏 巨人
- 1 吉川尚輝 - 右安
- 2 松本剛 - 三ゴロ(走者進塁)
- 3 泉口友汰 - 中飛
- 4 ダルベック - 中飛
7回表 DeNA
- 3 筒香嘉智 - 左飛
- 4 エンカーナシオン - 遊ゴロ
- 5 宮﨑敏郎 - 中飛
7回裏 巨人
- 5 大城卓三 - 左安
- 6 丸佳浩 - 一ゴロ(一走大城卓三はアウト、打者一塁へ)
- 【代走】丸佳浩 → 佐々木俊輔
- 7 リチャード - 6-4-3併殺
8回表 DeNA
- 【守備変更】松本剛(中 → 左)
- 【守備変更】佐々木俊輔(代走 → 中)
- 6 古市尊 - 遊ゴロ
- 7 成瀬脩人 - 二ゴロ
- 8 蝦名達夫 - 見三振
8回裏 巨人
- 【投手交代】東克樹 → 浜地真澄
- 8 平山功太 - 遊ゴロ
- 9 【代打】井上温大 → 笹原操希 - 投ゴロ
- 1 吉川尚輝 - 左飛
9回表 DeNA
- 【投手交代】井上温大 → マルティネス
- 9 【代打】浜地真澄 → 勝又温史 - 左飛
- 1 度会隆輝 - 右中間ソロ本塁打
- 2 牧秀悟 - 空三振
- 3 筒香嘉智 - 遊ゴロ
9回裏 巨人
- 【投手交代】浜地真澄 → レイノルズ
- 2 松本剛 - 左中間二塁打
- 3 泉口友汰 - 投犠打
- 4 ダルベック - 一飛
- 5 大城卓三 - 左飛
本塁打
- DeNA:牧秀悟(1号・1回・ソロ)、度会隆輝(1号・9回・ソロ)
- 巨人:なし
戦評
巨人は初回、牧秀悟(DeNA)のソロ本塁打で先制されたが、吉川尚輝(巨人)の二塁打と松本剛(巨人)の犠打から、泉口友汰(巨人)の一ゴロで直ちに同点に追いついた。 先発の井上温大(巨人)は初回の一発以降、力強い直球を軸にDeNA打線を圧倒。8回102球、3安打無四球、10奪三振1失点の快投で勝ち越しを許さなかった。 しかし打線は東克樹(DeNA)を相手に再三走者を出しながら追加点を奪えず、1-1の9回に登板したマルティネス(巨人)が度会隆輝(DeNA)に決勝ソロを浴びた。 9回裏は松本剛(巨人)の二塁打で無死二塁としたものの、泉口友汰(巨人)の犠打後、ダルベック(巨人)、大城卓三(巨人)が倒れて試合終了。CSファーストステージは巨人の0勝1敗となり、ファイナルステージ進出へ後がなくなった。
感想
井上温大(巨人)の初回の被弾は、短期決戦の初戦だけに何とか避けてほしかったという思いはある。ただ、あれだけで井上温大(巨人)を責める気には到底なれない。牧秀悟(DeNA)に一発を浴びてからの投球は、むしろ見事という言葉しか出てこなかった。直球には力があり、変化球も低めに集め、四球を一つも与えず8回3安打10奪三振1失点。マウンドから気迫が伝わってくるような投球だったし、この大一番でこれだけ投げてくれた先発に対して、打線は何をしているんだという話である。そして1-1の9回、マルティネス(巨人)が出てきた瞬間には正直「ここでマルティネスなのか」と思った。とはいえ、ホームチームが同点の最終回に良い投手から投入するのは短期決戦では理にかなっている。采配そのものを間違いだとは思わない。ただ、嫌だったのが度会隆輝(DeNA)との対戦だった。イニングが始まった段階で、一緒に観戦していた人にも「度会とのところが怖い」と話していた。それが本当にその通りになってしまったのだから、もう何とも言えない。マルティネス(巨人)ほどの投手でも打たれる。それが野球だと言ってしまえばそれまでなのだが、よりによってここで、よりによって度会隆輝(DeNA)に、というやり切れなさは残る。しかし、それ以上に腹が立つのは打線だ。ダルベック(巨人)と大城卓三(巨人)、中軸があまりにも寂しい。ダルベック(巨人)が一年間いて助かった試合が数多くあったことは間違いないし、その貢献まで否定する気はない。それでも、こういう試合で三振や力のないフライばかりでは何も起こらない。とにかく前へ転がせ、何か起こせと思っていたら、最後は前どころか高々と打ち上げて何も起こせず終わった。9回裏、松本剛(巨人)が無死から二塁打を放ち、泉口友汰(巨人)がきっちり送って一死三塁。ここまでお膳立てして、4番、5番で1点すら取れないのだから頭を抱えるしかない。結局、この試合を通して「勝てそうだ」という気配がほとんど感じられなかった。シーズン終盤からずっとそうだ。打線には打てる気配がなく、投手が少しでも崩れればその時点で終わり。ファンが先に諦めてはいけないとは思う。応援する側が下を向いてどうする、とも思う。ただ、そのファンが前を向けるだけの野球を、まずグラウンドで見せてくれよと言いたい。CS初戦、ホームの東京ドーム、井上温大(巨人)がこれだけ魂のこもった投球をして、それでも淡々と1-2で負ける。これでは「明日はやってくれる」と強がるより、「このまま2連敗で終わるんじゃないか」と思ってしまうのも無理はない。もう後はない。せめて次の試合くらい、こちらがテレビの前で身を乗り出したくなるような、勝ちたいという気迫の見える野球をしてもらいたい。